この前「シャーロック・ホームズの愉しみ方」を出した著者・植村昌夫氏
- 作者: 植村昌夫
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2011/09/15
- メディア: 新書
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■高島先生健在
http://sanjuro.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/post-fa73.html
そう、高島俊男氏が新刊を出していたのだ!!
- 作者: 高島俊男
- 出版社/メーカー: 連合出版
- 発売日: 2011/09/01
- メディア: 単行本
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代わりに読者レビューを。
・・・前半の「ことばと文字と文章と」は、小中学生向けにことばの発生当初からたどった概論を書き直したものです。
日本語がきわめて特殊な言語であることが示されます。
日本語は、音の構造が単純で、音節が111種しかない。
漢字の訓読みは奇想天外なことである。
話しことばには地域による「方言」があるが、「漢文」のように書きことばは同一である。
など目から鱗の指摘がなされます。
そう、高島氏は文章と会話(言葉)の性質の違いを論じるのが非常に得意なのだ。せっかくだから関連旧著も紹介。
出版社/著者からの内容紹介
- 作者: 高島俊男
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2001/10/01
- メディア: 新書
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本来漢字は日本語とは無縁。だから日本語を漢字で表すこと自体に無理があった。その結果生まれた、世界に希な日本語の不思議とは?
内容(「BOOK」データベースより)
「カテーの問題」と言われたら、その「カテー」が家庭か假定かあるいは課程か、日本人は文脈から瞬時に判断する。無意識のうちに該当する漢字を思い浮かべながら…。あたりまえのようでいて、これはじつは奇妙なことなのだ。本来、言語の実体は音声である。しかるに日本語では文字が言語の実体であり、漢字に結びつけないと意味が確定しない。では、なぜこのような顛倒が生じたのか?漢字と日本語の歴史をたどりながら、その謎を解きあかす。