http://mainichi.jp/select/world/news/20110624dde007030049000c.html
オランダ:「イスラム脅威」発言の党首無罪 移民排斥高揚の恐れ
【ブリュッセル斎藤義彦】オランダの少数与党連立政権に閣外協力している極右政党・自由党のウィルダース党首が、イスラム教の脅威を訴えた発言で扇動罪などに問われた裁判で、アムステルダム地裁は23日、無罪判決を言い渡した。同党首は自身が製作した反イスラム映画の上映差し止めを要求された民事訴訟でも08年に勝利しており、オランダで移民排斥ムードがさらに高まることが懸念されている。同党首は07年8月、地元紙との会見でモスク(イスラム教礼拝所)の増加を取り上げ、「モスクが教会より多くなる。われわれは自衛すべきだ」などと述べた。この発言のほか別のメディアでの発言も含めて09年に扇動罪で起訴された。
判決は、一連の発言を「政治的議論の一部で犯罪ではない」と述べた。
ウィルダース党首は「言論の自由の勝利だ」と述べた。同党首は一連の批判を「イスラム教に対してであり、イスラム教徒が対象ではない」と移民への差別の意図を否定している。ルッテ首相は23日、「良好な協力関係にあるウィルダース党首にとって素晴らしいニュースだ」と判決を歓迎する声明を出した。
同党首は、自身が作った08年の反イスラム短編映画「フィトナ」で、米同時多発テロとイスラム教の聖典コーランの一部を結びつけた。イスラム教徒らが上映差し止めを求める民事訴訟を起こしたが、08年にハーグ地裁が「言論の自由」を理由に訴えを退けていた。
毎日新聞 2011年6月24日 東京夕刊
まずは、どんな発言だったのか、全文や文脈を知りたいし、映画「フィトナ」をまずは翻訳付きで見させろ、だ。
えーと、映画「靖国」「ザ・コーヴ」で、多くの人達が「まず見てから我々は判断すべきだ」「見る機会、権利を奪うな」と、こう仰ってましたなあ。
しかし日本語版字幕や吹き替え付きで見ることは今は不可能のようなので、「フィトナ」などで検索し、紹介ブログを見るぐらいしかできぬ。
http://ukmedia.exblog.jp/8543124/
http://denjapaner.seesaa.net/article/91859014.html
http://jalb6481.blog108.fc2.com/blog-entry-179.html
http://www.afpbb.com/article/life-culture/religion/2371613/2781374
英国のサイトでは、脅迫によって放送の取りやめが決まったという。
小沢一郎発言プレイバック
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20091111/p3
2009年11月10日21時26分
民主党の小沢一郎幹事長は10日、和歌山県高野町で記者団に「キリスト教もイスラム教も非常に排他的だ。その点仏教は非常に心の広い度量の大きい宗教、哲学だ」と語った。(略)さらには「排他的なキリスト教を背景とした文明は今、欧米社会の行き詰まっている姿そのものだ」と・・・
イスラム教批判とは?イスラム教徒批判とは?
「同党首は一連の批判を「イスラム教に対してであり、イスラム教徒が対象ではない」と移民への差別の意図を否定している。」
私はイスラーム教−−−ではなく、その啓示を受けた最終預言者ムハンマドについて、こう書いている。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20100918/p2
■「帝王ムハンマド、将軍ムハンマド…彼は「戦国BASARA」ぐらいには扱っていいんだよ(たぶん)」
ムハンマド本人について。
あの人、歴史の教科書を素直に読めば分かりますけど、基本的にツワモノ。(略)…アラビア半島を統一、そこに君臨したまま栄光の生涯を終えたのです。(略)…歴史上の英雄豪傑も、その1億分の1も歴史を動かせないサラリーマンの酒場の席や、ブロガーのキーボードによって批判批評揶揄、あげくのはてには美男化・女性化されても文句はいえない、というかスタンダードだってことです。
そう、ムハンマドは軍事史上で見ればアレクサンダーやジンギスカン、ナポレオンに負けず劣らずの征服王。信長、秀吉なんぞは洟垂れ孺子。
・・・・・・ならばナポレオンや信長秀吉を、あれは戦略ミスだ、敗将へのあの処置はちと残酷だね、正妻よりあの側室がお気に入りになってウシシ…といった「普通の歴史上の英雄豪傑」レベルの批評や評価というのを、ある意味できなきゃおかしいわな。
こういう意味での「批判」が現状では”萎縮”している−−−ということなら、それも一部は納得いかないでもないのだが。
ある意味筋金入りのブリジッド・バルドー
http://frenchrose.blog88.fc2.com/blog-entry-170.html
…動物愛護活動で知られるブリジット・バルドーは、2006年12月、当時のサルコジ内相に、「イスラム教徒は犠牲祭でいけにえの動物を解体する前に、電気麻酔を使用するべきだ」と訴える嘆願書を送っていました。さらに、「イスラム教徒は自分たちのやり方を押しつけて、私たちの国を滅ぼしている」と語り、人権団体から反発を(略)・・・公判には出廷しませんでしたが、「イスラム教徒がいけにえの動物を解体する前に電気麻酔を使用するまで、口を閉ざすつもりはない」と述べた文書を裁判所に送っている
くじらうめぇ。
まとめ的文章
■「神聖」なものを全部(法的に)保護すれば平和は来るが、その方向性でいいすか?
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20100922/p3