今成正和はDREAMバンタムGPのメインで、大沢ケンジからみごとに一本勝ちを極めて大会を締めましたが、初戦はなかなかの接戦でした。
セコンド陣の言葉を借りてみる。
北岡悟twitter(複数の呟きをまとめています)
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当日は負けたかと思った十段の一回戦を見返す
思ったよりは全然勝ってました。支配した時間に差があり過ぎました
<@usiwotaose: 判定、藤原でいいんじゃないとか思った。イマイチDREAM の基準や判例分かってないけど。>⇒(レス)ジャッジはダメージが無かったって見たってことなんでしょうね。実際十段全然平気ではありました
<QT @RAKUEN0826: 会場で観るのと何故か印象が変わることが多いですよね>⇒(レス)はい、それは本当によくあります!
ようは「ビデオで見直したら全然勝っていた」「会場では負けたと思った」どちらもあり得るような試合だったということなのだろう。
で実際は3-0だったのですが、相手の勝ちと考える人は、たぶん今成の”ダウン”とか”消極性”を判断に入れてると思うんですが・・・
さて、こっからが分からないんですけど…。
(1)A選手、B選手の打撃にガクッと膝を突く⇒
(2)B選手「ダウンだ!追撃するぞ」⇒
(3)A選手「罠に掛かったな!!これは俺の演技でしたー!近づいたところを組み付いて反撃だ!」
てな展開の時、ジャッジはその「膝ついた」をどう評価するべきなんでしょう?
やっぱり目の輝きとか、その後の動きを見て
「ふふふ、俺の目はごまかされんぞ。その膝つきが演技なことはお見通しさ」といって”ダウン”と見なさないのが正しいのか、「外形的に、打撃を受けて膝から崩れたわけだからこりゃダウンだよな」
とするのが正しいのか。
もし演技を見破らないかんとすると、ジャッジもなかなか大変だ。月影千草先生あたりがジャッジにならなきゃいかん…。「おそろしい子!」
さらにいうと、選手の個性ってことで、
相手のローキックを華麗にひらりとかわす選手が、3発ローキックを受けたのと、いつもローキックは耐えて、もらう隙に距離を縮めて一発を当てる!みたいな選手が3発ローキック受けたとき
「あいつは華麗にかわすのが信条なのに受けてるんだから、相手の攻勢だよな」
「あいつはローを受けて、その隙にパンチぶちこむんだから必ずしも相手が攻勢じゃないよな」
みたいに、その選手の得意や個性に応じて同じ展開でも採点って変わるんでしょうか?いや現状変わるかどうかはともかく「変えるべき」なんでしょうかね?でもそしたら予備知識が全く無い初来日の外国人が気の毒。
実際にプロの試合でジャッジをやっている人はどういうふうにしてるんでしょうか。