http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110520-OYT1T00187.htm
米軍による東日本大震災の被災地支援活動「TOMODACHI(トモダチ)作戦」の命名の経緯が19日、複数の日米関係筋の話でわかった。
名付け親は、退役米空軍軍人で、現在、ハワイの米太平洋軍司令部に北東アジア政策課日本担当の職員として勤務しているポール・ウィルコックス氏(54)。日本を全面支援する米政府の方針を受け、作戦にふさわしい名前を司令部内で検討した際、同氏が発案した。
在日米軍基地での勤務経験はないが、仕事を通じた日本の友人が多い同氏は、聖書の教えなどを踏まえ、「まさかの友こそ真の友」という言葉通りに米国が行動することを日本国民に知ってもらうため、「トモダチ」という言葉を思いついたという。太平洋軍のウィラード司令官が同氏の案の採用を決めた。
(2011年5月20日09時27分 読売新聞)
「トモダチ作戦」はここ最近の作戦名史の中でも、屈指のグッドネーミングだったと思います。
そもそも、軍事作戦に厨二的としか言い様が無いカコイイ名前を付けよう!!という文化、歴史はどこから始まったのかしらね。そりゃあ「ピレネー山脈越えて象軍で突撃!チキチキ大作戦」なんて命名しちゃったら相手に意図が丸分かりなので、暗号名をつけるのは分かるのだが、旧日本軍みたいにイ号作戦とかア号作戦(だっけ?)とかつけりゃいいわけで、わざわざ作戦名に凝った名前を付けるのは、・・・やっぱり正直カッコイイ(笑)。
やっぱりこう言うのは、「適当にパッとつけろ、なんでもいいから」的な人はそういなくて、命名する人、アイデアを出す人も「何か歴史に残るフレーズを・・・しかも詩的で、教養も感じさせて、キャッチーなコピーを・・・」と悩みに悩みぬくんでしょうね(笑)。
調べたりせず、自分が今覚えているのを並べてみる
「砂漠の盾」作戦 1990年
イラクのクウェート侵攻を受け、イラクに圧力を掛けて、サウジアラビアも防衛するために多国籍軍がイスラームの守護者の国たるサウジに大軍を展開した。この時リアルタイムで「ああ、作戦名って名前がやっぱり付くんだ・・・」と実感したのを覚えている。
「希望回復」作戦 1992年
無秩序が横行するソマリアで、軍事力を行使しながら復興の道筋をつける作戦。たしかコストに見合う成果が得られないことを危惧し、大統領選挙を控えていた父ブッシュは躊躇していたが、選挙に負けて一期での退任が確定した後「やっぱりいいことをして辞めよう」と思ったのか、この作戦を発動した・・・という流れだったような。
あしか作戦
ナチスドイツの、幻に終わったイギリス上陸作戦。「シーライオン作戦」とも言われ、おお海の獅子とはかっこいい、とオもたらそれがアシカである、というね(笑)。それはそれでネーミングの意図は分かるが。
オリンピック作戦
幻の、米軍九州上陸作戦。らしい。
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ビンラディン暗殺作戦
はなんだっけ?「ジェロニモ」云々はあくまでオサマ本人のコードネームだったしね。ほんのちょっと前の話だったのにもう情報ないや。
ちなみに検索したら
157 名前:名無しさん@十一周年[] 投稿日:2011/05/05(木) 12:26:05.38 id:TgiQs4DG0
【国際】ウルトラ怪獣「ジェロニモン」は不快と先住民 円谷プロに謝罪要求[11/05/05]
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/liveplus/1304565827/
まあ、うまいことを考える。
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記憶便りに書いた後、検索をしてみた。
■やっぱりやる気の無い日本軍の作戦名
http://homepage1.nifty.com/kitabatake/rikukaigun25.html
正直つまんねー。覚えてられないじゃん
■リビアの作戦名厨二過ぎると思ってたら他も酷かった
http://mamesoku.com/archives/2494962.html
みんなやっぱり「厨二病」のことを連想するわけか(笑)