ジンバブエクーデターに中国の影 軍司令官が5日前に訪中 https://jp.reuters.com/article/idJP00093300_20171120_00220171119
ムナンガクワ氏に近いチウェンガ司令官は同氏の解任を受けて、「軍が介入するかもしれない」と反発した。その後、チウェンガ司令官は8〜10日中国北京を訪れ、中国共産党中央軍事委員会の李作成・統合参謀部参謀長や常万全・国防部長とそれぞれ会談した。
『常万全・国防部長』
これこそ、世界に中国の軍事力を誇示しているのではないかっ。というか名前だけでオチだ(爆笑)。
それはそれとして、記事もマジに世界のスーパーパワーの一角となった中国の力を見せている、といえる。
ムナンガクワ氏に近いチウェンガ司令官は同氏の解任を受けて、「軍が介入するかもしれない」と反発した。その後、チウェンガ司令官は8〜10日中国北京を訪れ、中国共産党中央軍事委員会の李作成・統合参謀部参謀長や常万全・国防部長とそれぞれ会談した。
ムナンガクワ氏自身も中国指導部に近い。同氏は、ハイパーインフレによって経済崩壊したジンバブエで、新たな通貨として人民元の採用を提案したことがある。
中国・ジンバブエ関係に詳しい専門家の間では、中国当局がクーデターを主導したチウェンガ司令官らの後ろ盾だとの推測が広がっている。中国国防部は、チウェンガ司令官の訪中は「正常な訪問活動」で、事前にジンバブエのクーデターに関する情報は知らされていないと主張した。中国外交部の報道官も15日、クーデター発生後、ムガベ大統領が中国に亡命したとの噂を否定した
「まず、中国人民解放軍とジンバブエ国軍とのつながりが非常に深い。小銃から戦闘機まで、ジンバブエ国軍が保有する武器や軍事装備はすべて中国製だ。ムガベ大統領自身も若い頃、毛沢東思想に傾倒していた。60〜70年代のジンバブエ独立運動で、中国当局はムガベ氏が率いるジンバブエ・アフリカ民族同盟に対して、物資・外貨の援助を行ったほか、軍事の面でも支援した」
「二つ目は、中国当局はジンバブエ政府との密接な関係にあるが、しかし、習近平氏とムガベ大統領との関係は思わしくないようだ」と薛氏が指摘した。
「この状況の下で、ムガベ大統領は引き続き中国当局に対して巨額な経済援助を要求した。しかも、大統領は中国当局の支援金額が少ないと、直ちに中国当局に不機嫌な態度を示してきた。たとえば、15年の人民解放軍の軍事パレードに、欧米諸国の首脳だけではなく、中国当局の『盟友』であるムガベ大統領も出席しなかった」。薛氏によると、当時海外メディアはムガベ大統領は必ず出席すると予想していた。「習近平氏は面目丸潰れになった」という。
アメリカでもソ連(ロシア)でもなく、遠いアフリカの政変で「中国の関与」がささやかれるのが、よくも悪くもテン年代の世界の現実。
日本も負けずに、アフリカの政変に関与して親日政府を樹立するぐらいの力がほしい…といっても、そんなことしないしできないし、するべきでもないだろ? そういうことでござる。
ジンバブエ争乱、経緯のまとめ。「南アフリカ紙は中国政府と米政府は今回の軍の『反乱』を事前に知っていたと報じた」/独立の英雄、独裁者に 経済大混乱で支持者離反 ジンバブエ・ムガベ大統領 https://t.co/suVCIPggbU
— 神田大介 (@kanda_daisuke) 2017年11月20日