らばQ大特集で3連発。
http://labaq.com/archives/51656491.html
2014年のワールドカップ・ブラジル大会に向けて、ブラジル警察が1秒に400人もの顔を認識するロボコップ顔負けのハイテクメガネを導入することになりそうです。
(略)
小型カメラが搭載され、1秒につき400人分の顔のイメージを1300万人分を保存出来るデータベースに送信……50メートル離れた混雑した群衆の顔・・・20km先の顔まで認識・・・生物測定データに基づいた顔の中の4万6000箇所を登録された犯罪者データと即座に照合し、一致するとメガネのスクリーンに赤いシグナルが…今後、空港やバスターミナル等、広範囲で…
この話題については自分は数回書いていたよね。「となりのビッグブラザー」という概念をよく使っている。
■「都市の人ごみ、雑踏や店の来客の中から、一人を簡単に発見できる社会」とは
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20090611/p5
■グーグル「ストリートビュー」であらためて分かった「となりのビッグブラザー」。対策は?
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20080810/p5
前者でこう書いたっけ
……ようは人間社会には、「これは膨大すぎて、ここからは分からないよ、全部は数えられないし覚えられないよ」ということを前提にして作られている仕組みがけっこうあり、それを「もしこの膨大なものを全部記録できたら?そこから抽出できたら?」というSF的なIfを挿入すると、思わぬ歪みというか問題が出てくるものというのも結構あるよ、ということだ。
後者ではこう書いた
…技術がより高く、より安く、より一般的になっていくなかで、ジョージ・オーウェルの「1984年」に出てくるような監視、情報把握が、「政府や国家」に限らずにどこのだれもが使えるようになってしまい、ビッグブラザーが持つ脅威をだれからも受けることになったし、誰でも与えることが出来るようになった・・・と
今はブラジルの警察が採用しているだけかもしれんけど、すぐにアレだよ、民間企業がこっそりと導入するようになるよ。近々。
これも以前書いたように、「人ごみから、機械で特定個人を簡単に確認できる社会」が生まれたら、今度は覆面がブームになるかもね。
技術の進歩と便利・安全と自由の相互関係は
「おおやにき」で有名な

- 作者: 大屋雄裕
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