INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

石井慧、米国帰順を目指し柔道復帰か?「天皇の為の柔道は捨てた。わが柔道は共和国を守るためにあり」(※とは言ってません)

http://www.sanspo.com/fight/news/110420/fgc1104200505000-n1.htm

08年北京五輪の柔道男子100キロ超級金メダリストで総合格闘家石井慧(24)=アイダッシュ=が、29日に米フロリダ州オーランドで行われる柔道の全米体重別選手権に出場することが19日、分かった。日本時間18日深夜に正式に同大会出場の承認もおりたという。

 石井は08年12月に総合格闘技に転向。柔道の試合に出場すれば北京五輪決勝以来となる。米国の市民権を取得し、米国代表で16年リオデジャネイロ五輪を目指したいとの意向を明かしていた。関係者によると100キロ超級と100キロ級にエントリーし、どちらかに出場する予定。石井は現在、ロサンゼルスでトレーニングしている。

うむ、個人の選択である。尊重すべし。
しかし、かつて石井は。
http://keionetwo.seesaa.net/article/107853959.html

天皇、皇后両陛下は9日、北京五輪の入賞選手や競技団体関係者を皇居・宮殿の「春秋の間」に招いて茶会を開かれた。

茶会には皇太子さまと常陸宮さま、秋篠宮ご夫妻もご参加。選手たちに囲まれ、和やかに懇談された。

茶会終了後、石井選手は「『天皇陛下のために戦いました』と(陛下に)お伝えしました。陛下は笑っておられました。天皇陛下とお会いするのは嬉しいし、幸せでした」と話した

そして
http://netafull.net/fight/027898.html

赤坂御苑で開催された、天皇、皇后両陛下主催の秋の園遊会石井慧フリーダムも招待されました。

そして天皇陛下から「この次のオリンピックも目指されるんですか」と問われると「目指しません」ときっぱりと答えたのだとか


そして陛下からは
「今度の(北京での)優勝がいい契機となって、よりよい道を歩まれるように願っています」と、オリンピックから離れる事をよしとされた。
私が当時書いたように、つまりこれは

もちろん陛下が発せられた御言葉の、太字部分を下々の言葉に翻訳すると「ヒョードルの首獲ってこいや」ということになる。

http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20081025/p2

ただ、残念なことにあのロシア人絶対王者に取ってのバトル・オブ・ツシマは広瀬武夫の武を受け継いだ石井慧ではなく、コンデコマの教えの末流にまなんだアントニオ・シウバが成し遂げた。
ゆえに平成の密勅は無効となり、石井を縛るものはなくなった。同時に、総合格闘技にかじりつくためのモチベーションも無くなったのである。

その心の空白に、反王制・共和国の主義者がしのびこんだということであろう。
そして石井は、天皇陛下の臣たることをうち捨てて、自由の理念の下の、一共和国市民たることを欲した。

我らは以下の諸事実を自明なものと見なす.すべての人間は平等につくられている.創造主によって,生存,自由そして幸福の追求を含むある侵すべからざる権利を与えられている.これらの権利を確実なものとするために,人は政府という機関をもつ.その正当な権力は被統治者の同意に基づいている.
アメリカ独立宣言】
http://www.h4.dion.ne.jp/~room4me/america/declar.htm

かくうたわれる国の国民となることを欲した以上、王とかつて交わした誓いなど、弊履のごとく投げ捨ててしかるべきであったろう。
英伝でアレクサンドル・ビュコック提督もかつて言ったのではないか。

偉そうに言わせてもらえば、民主主義とは、対等の友人をつくる思想であって、主従をつくる思想ではないからだ。
わしはよい友人が欲しいし、誰かにとってよい友人でありたいと思う。だが、よい主君もよい臣下も持ちたいとは思わない。
だからこそ、貴方とわしは同じ旗をあおぐことはできなかったのだ。

この理念に殉じ、そして仰ぐ旗を変えた石井慧。いやSatoshi ISHII。
星条旗のもと、最大の敵が日いづる国を襲う。

私たちは、ニュージャージー州カムデンの街の法廷で、国籍取得の儀式を取材する許可を得た。国籍の審査は司法省移民局で行なわれる。しかし、最後の、そしてもっとも重要な手続きは法廷で星条旗への忠誠を誓うことであった。
(略)
向かいあう判事席のかたわらには、大きな星条旗が飾られ、その鮮やかな色彩が地味な法廷にひときわ目を引いていた。やがて、女性の係官が短く区切りながら宣誓文を読みあげ、出席者がそれをリフレインしていく。

「私は、今日ここに誓います。これまで属していた国への忠誠をすべて放棄することを、そしてこのアメリカ合衆国に、あらゆる忠誠と忠節を尽くすことを−−。アメリカの法と秩序を守り、必要とあればアメリカのため、武器をもって戦うことを……」

わずか2分ほどの宣誓文であった。そしてこの瞬間彼らは法的に「アメリカ人」となった。

裁判長からの祝辞である。

「おめでとう。私は、皆さんを仲間のひとりとして心から歓迎します。今皆さんは、以前住んでいた国への忠誠を放棄すると誓いました。そして、このアメリカへの忠誠を誓いましたね。この誓いは厳粛なものです。皆さんは、以前いた国では、けっして幸せではなかったかもしれません。しかし国家への忠誠を怠れば、このアメリカでも同じなのだということを忘れてはいけません・・・・・」

http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20080421/p4

一応セルフツッコミ

いやーもったいないのは、「これもいい機会だ。朕のスクネ流、本当の技をお見せしよう」とか「石井の真の目的は幕府開設!」とか「平成の乱心賊子」とか、いろんなネタが転がせたのに、どれかひとつ選ぶとなって共和国(合衆国)への帰順というネタにしたことだね。


ただ、断っておくとマサ斎藤やグレート・カブキ、キラーカーン(ガーンといけえカーン。本名:小沢正志)が米国のグリーンカードを持っているとはいえ、魂としても、法律としても実際には日本人である。(プロレス的にはモンゴル人やシンガポール人もいるが・・・)、そのように石井が目指しているのが「市民権」ならば、陛下の臣であることと両立するのかもしれない。(※後から註:書いた当初は市民権を永住権的に解釈してました。記事中の「市民権」が通常の意味なら、両立はできないでしょう)。
というか日系2世などのように、米国籍を持ち米国憲法に従うUSA市民でありつつ、ロイヤリストであることも実際的には可能である。豪州の王党派と共和主義者の争いもまだあるし。
まあ、日本だと過激王室原理主義者?やそれに偽装した総会屋たちがシャレにならない騒ぎにしてしまう危険があるから仕方ないのだが、もしその心配が無いなら石井慧に一回ぐらい「これからは天皇陛下のためには柔道を闘わないんですね?」「つーかこの前の『天皇陛下のため』のほうがネタでしたな?」と正面から聴いてもいいような気がする(笑)。