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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

小沢一郎や安倍晋三は演説(動画)の形で震災復興メッセージを贈るとよかろうに、と思った。

情報手段の発達はやはり何と言ってもありがたいもので、政治家も含めた個々人は取りあえずブログや個人サイトにメッセージを打ち出せるようになった。
 
そこで政党や、各党の代表者は既に殆どがメッセージを出している。
さてそこで、一方で政治状況として、震災直前まで現政権と政局的に対立していたのは、一兵卒という肩書きではあるものの小沢一郎を中心としたグループであったことは間違いない。

だものだから…批判ではないが、正直個人的には、小沢一郎のスピーチやインタビューで、彼の言葉に感銘を受けたことはひとつもない。
だけど、一部のインターネットユーザーを中心に幅広い支持層を彼が持っているのも客観的事実である。

3月17日、小沢氏は公式サイトにメッセージを掲載した。
最終更新日:2011年3月17日
http://www.ozawa-ichiro.jp/
この文章の内容や更新の速さについてはいろいろ議論ありましょう。
ただ、思ったのはやはりこういう場では
政治家は、文章より「演説」によって人を動かしたほうがいいんじゃないか、と思う。
小沢氏が震災に関してメッセージを人々に送る、ということなら既存のテレビやラジオも当然動くと思うが、ただyoutubeニコニコ動画などもあるわけだから、そういうところでごく短い、「英国王のスピーチ」ならぬ「小沢一郎のスピーチ」をしてもいいんじゃないか、と思った。

小沢氏にインタビューや会見設定をして来た上杉隆氏や岩上安身氏なんか、ネットの効用は熟知しているのだから、そういう提言をしてもいいと思うのだが。
 サラ・ペイリンは成功したとも失敗したとも聞くが、下院議員銃撃事件に際しともかくもyoutubeにスピーチをUPしている。
http://www.cbsnews.com/8301-503544_162-20028244-503544.html


 
上の話は例えば政局的な対立とは別に、政治思想(というか単純な右・左)で小沢一郎とは別の意味で現政権の対極にある自民党右派…例えばさらにそこへ首相経験者、というくくりでいえば、安倍晋三氏や麻生太郎氏にもそっくりそのまま言える。
ちょっと検索すると

平成23年3月14日 
麻生 太郎 
http://www.aso-taro.jp/20110314omimai.html
最終変更日時 2011年3月18日(安倍晋三
http://www.s-abe.or.jp/
 
また政権の対極にいるかとは別に、良くも悪くもメディアの注目を浴びている政治家、ということで小泉進次郎氏のブログも見ておこう。
http://ameblo.jp/koizumi-shinjiro/entrylist.html
これらも、いちいち内容や発表のスピードも論評しない。
ただ、上と同様に、どうせならごく短くても、youtubeニコニコ動画を活用して「演説」によって鼓舞しようと考えてもいいのでは、と思った。
 


なんで小沢・安部かというと、緊急事態に政権批判は置きつつ(あるいは一定の形で継続させつつ)、国家としての一致団結を呼びかける、というのは、平時の政敵にしかできない役割だからだ。


政治家のスピーチなどというのは、どこまで言っても、どんな状況下であっても自己顕示欲や政局的野心と無縁ではない。だがそれでいいんだ。「ここで感動的なスピーチをすれば、俺の政界の地位が強化されるはず。さて何を言おうか…」という打算と計算の元に、いいスピーチをすればいい。



と、そんなことを考えている最中、19日の話が飛び込んできた。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011031801260&j4

菅首相、19日に小沢氏らと会談=震災対応、挙党態勢確認へ

 菅直人首相は19日午前、民主党鳩山由紀夫前首相、小沢一郎元代表前原誠司前外相を首相官邸に呼び、東日本大震災の被災者支援や福島第1原発事故への対応をめぐり意見を聴く。政府の危機管理対応に批判も出る中、党代表経験者と意見交換することで、有効策を探る狙いがある。
 震災発生前は、小沢氏に近い議員らが首相退陣を要求するなど、党内対立が深刻化していた。しかし、小沢氏は自身のホームページで「勇気と英知を結集して、この危機を乗り切らなければならない」と表明、首相に協力する姿勢を示唆した。
 会談では、未曽有の危機に対し挙党態勢を構築し、震災対策に全力を挙げる方針を確認する見通しだ。(2011/03/19-00:12)

あ、ごめん鳩山由紀夫氏忘れてた(笑)
http://www.hatoyama.gr.jp/
http://twitter.com/#!/hatoyamayukio
彼にも、そのうちにでもメッセージを動画上で発信してもらえばいい。


(【お断り】…現在、過度に批判的な筆致は http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20110313/p1 の理由で抑えております)