コミックナタリー
http://natalie.mu/comic/news/46086
えー、この本がねえ。これは編集者、目の付けどころがいいやね。人気取れるかは正直微妙だけどさ(笑)。
いや、俺の中の「ドラマ化しやすいフィクション」活字部門で5位か6位につけていたのですよ、これ。
3月8日に発売されたヤングチャンピオン No.7(秋田書店)にて、落語家・立川談四楼による小説「ファイティング寿限無」のコミカライズ新連載がスタートした。作画は「空手婆娑羅伝銀二」の野部優美が手がける。
「ファイティング寿限無」の主人公は、若くて真面目な落語家。師匠に「落語以外の何かでマスコミに斬りこめ」と言われるが、歌も絵も才能がない。ある日、街でヤクザとケンカしてしまった主人公は一方的に負け帰ってしまうが、師匠に「勝つ事で目立てねぇんだったら負けて目立て」と言われ……
活字本はこれ
若い!貧乏!売れない!そんな落語家が、突然にボクシングを始めた。きっかけはケンカ。オレには、ファイターの素質があったのか!?「売れるためには、まず有名になること」師匠の言葉を信じて、一人前の芸人になるために、チャンピオンを目ざす日々…。笑いあり、涙あり、ケンカもすれば、恋もする。落語の楽しさと、スポーツの爽快さにあふれた青春小説の傑作。
- 作者: 立川談四楼
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2005/08/10
- メディア: 文庫
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うーん、いい本だけど最初に刊行されたのが1998年、文庫本が2005年か。どういう風の吹き回しでコミック連載決まったのかなぁ。
出てくる「師匠」には、当然現実の立川談四楼の師匠、立川談志が投影されていること、いうまでもない。「談志論」でもある。