http://www.nikkei.com/article/DGXMZO83542310T20C15A2000000/
落語界では語り草になっている「小さんvs.談志直接対決」の模様を再現してみます。落語協会会長柳家小さん師匠(五代目)と、落語立川流家元立川談志。師弟であるこの二人が永い仲違いの末に対面をした瞬間、何があったのか。現場に居合わせた私によるルポルタージュです。
1993年11月末。その年の春に入門したばかりの私は、兄(あに)弟子のワコール(現・談慶)さんと二人で師匠談志のお供をしていました。つまりカバン持ちです。パーティーに出席するだけという気安さからか、珍しくご子息も一緒でした。
日比谷の帝国ホテルに入る時、ふと見上げると…(後略)