INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

取り調べの際、調べられる側が録音するという話について過去記事紹介

http://www.47news.jp/CN/201101/CN2011011401001028.html

 収支報告書虚偽記入事件で小沢一郎民主党元代表に対する東京第5検察審査会の1回目の議決を受け、東京地検特捜部が昨年5月、政治資金規正法違反罪で起訴した元秘書の衆院議員石川知裕被告(37)を任意で再聴取した際「(逮捕段階と)違う供述をすると審査会の印象が悪くなり、小沢さんも不利になる」と自白を迫っていたことが14日、関係者への取材で分かった。

 石川被告は聴取内容すべてを持参したICレコーダーでひそかに録音。起訴内容を否認し、自身の供述調書の信用性を争うため、年明けの公判前整理手続きで東京地裁に書面化したやりとりを証拠申請した。

こりゃいい。どうせならその音声をホームページに掲載すればいいのに。
この「取り調べを、調べる側が録音する」という手法については何度か過去に書いているので、この機にご紹介したい。

■任意の取調べを受ける時、それを録音できるか?について。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20100619#p4
■「任意取り調べの録音」が証拠で大騒動に。この先駆者が小谷野敦氏・江川紹子
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20101008#p5

そういう手法が「流行る」かどうかはこの作戦の知名度の上昇だと思っていたが、今回の件で広がるだろうし「持って無いよね?」と相手が確認したときも、正直に言う必要はないということも知らしめた(笑)。
まさかポケットの中までまさぐっての確認はないだろうし、さらに技術が進歩すればボタンやシャープペン型の録音機だって一般に普及するだろう。
また、検察や警察がこういう事例によって「こいつ、実は録音機持ってるかも」と思うことで、自然とそれが抑止力になるかもしれない。
それは、悪いことでは無い。