http://twitter.com/#!/Schunag/status/9080866668027904
(ツイート者は、この本の編集者だそうです)
Schunag Schün Ngash
ゼロ年代のベスト第3位!というオビのついた『神は銃弾』(ボストン・テラン/文春文庫)の重版分、そろそろ本屋さんの店頭に並んでいるはずです。お読みでないかたはぜひ!
そして『神は銃弾』の重版分のオビには「ゼロ年代第3位」に加えて、『ブラック・ラグーン』の 広 江 礼 威 さ ん の 熱 い 推 薦 文 も載ってます!この作品、ラグーンと同じ種類の熱が燃料になった小説です。
広江礼威さんがボストン・テランを読んでいると知ったときの震えみたいなものは今も生々しいです。暴力の嵐のなかで、絶望の闇のなかで、ギリギリの小さな光みたいなものへ銃弾をまき散らしながらも走っていこうとする意思。それが両者に共通するもののように思います。『ブラック・ラグーン』9巻、プールの中でファビオラとガルシアががっちり拳を握り合う名場面には、『神は銃弾』で復讐の銃撃戦に突入する直前、カルト教団に虐待された娘を過去にそこから生還したヒロインが鼓舞する名場面のエコーが流れているのです。
- 作者: ボストンテラン,Boston Teran,田口俊樹
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2001/09/01
- メディア: 文庫
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いや、実をいうとね、
私はミステリーの中でも、とくにハードボイルド系の本は、題名を見るだけで楽しいんだ。どれぐらい楽しいかというと、その題名だけで満足して、実際に読まないでいいぐらい(笑)だからブックリストとかハヤカワ・創元の目録というのはそういう風に読むものでね。
例えば昨日のブログの副題にした
「されど修羅ゆく君は」
だって全然読んでいない。
まあ、そういうタイトルダケスキーにとって、その中でも
「神は銃弾」
というタイトルはなんかそのイキりぐあいが抜きん出ていて、なぜか覚えていたよ。このタイトルだけで内容を想像したりしてね。
んで、ブラックラグーンの作者(ちなみに、名前は知っているが漢字の読みは分からん)が推薦文を書いた。
実にどうも「武蔵がドラマ「サザエさん」でアナゴ君の役をやった」と同じ水準で納得がいく話だなあと思いました。
- 作者: 広江礼威
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2002/12/12
- メディア: コミック
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