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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「日本からの、中国への情報発信が少ない。届くのは2ちゃんねる情報だけ(笑)」

tsuda 津田大介
安替「2000年から韓国の朝鮮日報中央日報東亜日報およびYonhapなどが次々に中国語のサイトを設立し、Yonhapは現在iPhone向けニュース配信アプリも出している。ここ10年来中国のネットユーザーは北朝鮮に関する笑い話をすべて韓国メディアから仕入れてきた」
 
安替「しかし、日本のメディアは中国語の情報発信をしていない。共同通信社が中国語サイトを用意しているだけ。これが中国のネットユーザーの主な情報ソースになっている。」
 
安替「中国のネットユーザーには毎日ニューヨークタイムズなど欧米主要メディアの論説を無料で翻訳して提供する人たちがいる。一方でネットユーザーが翻訳して中国のネットで紹介される日本の論説は主に2ちゃんねるの右翼的発言だ(会場笑)
 
安替「なぜ僕が日本人の心に軍国主義が宿ってると思ったのか。それは翻訳されるメディア・論説の情報の偏りが原因。日本は政府、メディア、民間においても中国に対する情報伝達の面における情けない現状を改善すべきだろう」
 
安替「人物週刊という雑誌で石原慎太郎が特集された。この特集で石原慎太郎を好きになる中国人が増えている。この記事は記者がわざわざ日本まで来て石原慎太郎を取材した。この雑誌の記事は検閲されなかった。記者は石原慎太郎に『あなたは反中ですか?』と尋ねた」
 
安替「石原慎太郎は『僕は反中ではない。反共産党だ』と答えた。数十万部売れているこの雑誌にこれが掲載された」
 
安替「日本には中国のようにプロパガンダを担当する政府の部署はない。中国の公民社会は日本を知りたがっている。皆さんメディアを使って日本の姿を教えてください。最後に一言。中国人が石原慎太郎を好きになれるのだから、好きになれない日本人なんていないのではないか(笑)