河野太郎ブログ
http://www.taro.org/2010/12/post-867.php
「では、各実施機関への天下り人数をそれぞれ教えてください。まず、社団法人日本倉庫協会」
「はい、公務員OBの数は役員に2人、職員はゼロです」
(略)
「独立行政法人国際観光振興機構」「はい、公務員OBは役員、職員ともにおりません」
「天下りはいないの?」
「公務員OBは1人もおりません」
背筋を冷たいものが走った。彼の「公務員OB」という発音に、少しだけ、そう本当にほんの少しだけ、違和感を感じたのだ。「ひょっとして、現役出向がいる?」
一瞬の間があいて、「現役出向は13人、役員に1人、職員は132人中12人です」
これまで「公務員OB」などという熟語はあまり使われてこなかった。それがやけにみんな口をそろえて、「公務員OB」「公務員OB」と言っていた。つまり、OBと現役をわけて、「公務員OB」はこれこれですというように・・・
古畑任三郎だったら、大文字のところでテーマ曲が流れ始めるところだ(笑)。この叙述トリック(※厳密には違うけど)は、それで減るのが俺たちの税金じゃあなければあっぱれと褒めたいところなんだけどね(笑)。
これを「霞ヶ関文学」と呼ぶ。
詳細はこの本などに詳しい。
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