http://mmaplanet.jp/archives/1332710.html
9日（火・現地時間）にイスラエル最大の都市テルアビブで、イスラエル・ファイティング・チャンピオンシップ（Israel Fighting Championship=IFC）、「Genesis」が開催される。
日本では馴染みの薄いイスラエルという国でのMMAだが、そこは米国の金融市場を握っている民族だけあり、意外なほどビッグネームが参加した大会が行われる。IFCでは今大会をイスラエル発の世界的ケージファイティング・イベントと謳っており、同国を代表するプロ・バスケットボールチームであるマッカビ BCの本拠地で、収容人員11000人を超えるノキア・アリーナが使用される。
イスラエル。
さすがにこの地のカラーとして「殴り合いなんて野蛮だ、暴力的だ」とは言うまい（偏見）。つーかもし言ってたら、悪いけど笑うぞ。ただ、あんまり「その先」に行き過ぎて、素手で殴っただ蹴っただのスキルがあまり重んじられない…という可能性はあるかな？
ただ「イスラエルの軍隊格闘技」なんかが、ちょっとした幻想性（※実戦で練りに練られた、みたいな）とともに紹介されることなんかもあるよね。
しかし、
私が「イスラエルのMMA」と聞いて持つ興味は別のところにある。
それは…もうすでに書いていた。
■格闘技とイスラエル
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20100326#p2
・イスラエルは上に引用したように、UWFインターの映像が放送され大大人気、実際に遠征もやって大盛況だった。一説には安生洋二が現地の腕自慢の挑戦を受ける、ガチのチャレンジマッチをやって勝利したとも。
・では、1993年のUFC旗揚げ以来の、MMA人気は？見る格闘技、やる格闘技含めて
・ご存知のとおりの軍事情勢、治安情勢があるから、格闘技への関心は高いかもしれない。その一方で、あそこまで行くと「しょせん銃には勝てない」とか「爆弾には勝てない」となって逆に広まらないかも。
・それでも時々「イスラエル独自の格闘技」がメディアをにぎわすこともあるが、まあそれは銃やナイフへの対処法なんかが体系に入ってしまい、そうするとMMAとの接点が無くなる？
・かつてUWFインターに熱狂した、あの国の「格闘セレブ」もしくは「変態」は、その後どうなったのだろう。ヒクソンvs高田を見てMMAに行ったか、ケーフェイをしってアンチになったか、ハッスルの高田総統ファンになったか（笑）
・ネットの普及まで、たぶんイスラエルのファンもビヨンドザマットもザ・レスラーも、グレイシーも無いまま試合を見せられ、多くは高田や宮戸らの手のひらに乗せられた状態だったろう（笑）。彼らは今。
Uインターのイスラエル遠征って1995年。実はシュート革命が始まった1993年より後だった。この直後、Uインターは新日本プロレスとの対抗戦を実施。そして1997年、ヒクソン・グレイシーvs高田延彦だ。
インターネット世界は1995年に「ウィンドウズ95」が発売。たぶんイスラエルでも、熱狂的なプロレス・マニアがインターネットに進出し、チャットや掲示板で海外を含めた情報交換を始めていたころだろう。
この時、熱狂的なUインター信者だったイスラエルの中高生がいたとすると、そこから15年、20代後半〜30代前半。
もしもUインターに影響されて格闘技をやり始めていたら、一番いい時期だ（笑）。
そんな選手も、上の大会には出るのだろうか。かつての修斗系選手のように「Uインターの連中、よくもフェイクでだましやがったな！あれはいまだに許してないぞ」「高田、俺と戦え！」とか言ってたら、それはそれで面白いけど（笑）。
ちなみに、今年５月の
http://murasakilg.blog64.fc2.com/blog-entry-456.html
のコメント欄は「オブライトの記念DVD？に、イスラエル遠征の映像が入っている」といった話題で盛り上がっている。
安生洋二と、現地で挑戦してきたイスラエル人の試合があり、そしてそれはシュートマッチで、さらにいうと安生が勝った！てな伝説も聞くけど、どうなんでしょうね。
ゲーリーのDVDってこれのことかしらん。
http://bjj.shop-pro.jp/?pid=20622803
