よく言われることだけど、予想の数字自体はけっこう各社の差は大きい。だが「傾向」(増減)はほぼ一致するといわれる。
消費税率の「抱きつき戦術」と、結果的に他の問題を議論の俎上に上げないというのは戦術的にはかなり巧妙だろうと思ったのだが、発言のぶれもあり、選挙期間中に驚くほどの変動があった。
日本世論調査史上、屈指の敗北が橋本龍太郎内閣を退陣に追い込んだ参院選のときの世論調査だといわれている。以前も書いたっけこれ。新聞、雑誌でもこの時のことを少しずつ触れているようだけど、そのルートをたどるのかしら。
いまや世論の最左派は、菅直人より小沢一郎が好き?
一転して自分が見た限りの印象論。
自分が菅直人政権の人気が持続すると思ったのは、民主党支持層左派が、社民連からのキャリアを持つ菅直人に好感を抱き、保守出身の小沢一郎・鳩山由紀夫の退場を歓迎するだろうと思ったからだ。
ところが、ブログやツイッターで自分が読んだ範囲では、左派的な人ほど小沢一郎を支持しているようなのね。
これは菅政権の消費税UPが不人気で、党内力学もあって小沢がそれに反対姿勢を示しているからもあるだろうけど、もうひとつは西松事件以降の検察との対立構図が、左派の嗜好(嗜好ってのもあれだが)と一致したこともあるのだろうか。
このねじれた構図は一寸面白いのです。