手を抜くのもたまには悪くない。エントリをたくさん書く時には、つい「書評欄」紹介と、ファイルへの保存がとどこおるのだ
http://www.yomiuri.co.jp/book/review/
松尾芭蕉この一句 2010年1月18日 柳川彰治 価格:¥2520 (本体¥2400+税)
「馬ぼくぼく我を絵に見る夏野かな」 芭蕉が数えで40歳の時の作品である。馬の背に乗ってのろのろと夏の野を行く私は、まるで絵の中に描かれたような姿だ――と鑑賞にある。
- 作者: 柳川彰治,有馬朗人,宇多喜代子
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2009/11/25
- メディア: 単行本
- クリック: 3回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
貧困を救うのは、社会保障改革か、ベーシック・インカムか 2010年2月8日 橘木俊詔 価格:¥2100 (本体¥2000+税)
社会問題化している「格差」や「貧困」の解決策について、経済学者と社会政策学者が語り合った対談集。最低限の生活に必要なお金を万人に無条件で支給する「ベーシック・インカム」といったアイデアをめぐり、丁々 ...
- 作者: 橘木俊詔,山森亮
- 出版社/メーカー: 人文書院
- 発売日: 2009/11/20
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 114回
- この商品を含むブログ (17件) を見る
正戦と内戦 2010年2月8日 大竹弘二 価格:¥4830 (本体¥4600+税)
カール・シュミット(1888〜1985)は20世紀屈指の恨みがましいドイツの思想家。本書は長い人生の思想変遷を上手にまとめる。 ...
- 作者: 大竹弘二
- 出版社/メーカー: 以文社
- 発売日: 2009/10/29
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 22回
- この商品を含むブログ (10件) を見る
城と隠物(かくしもの)の戦国誌 2010年2月8日 藤木久志 価格:¥1365 (本体¥1300+税)
等身大の歴史を語らせたら、右にでる者はない。藤木久志が私たちを戦国の村落へ連れて行ってくれる。 ...
- 作者: 藤木久志
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2009/12/10
- メディア: 単行本
- クリック: 4回
- この商品を含むブログ (5件) を見る
日露戦争と新聞 「世界の中の日本」をどう論じたか (講談社選書メチエ) 片山慶隆 講談社
2010年1月25日 片山慶隆 価格:¥1680 (本体¥1600+税)日露戦争と新聞 「世界の中の日本」をどう論じたか (講談社選書メチエ)
- 作者: 片山慶隆
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/11/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 1人 クリック: 30回
- この商品を含むブログ (10件) を見る
私たちは、新聞が日露戦争を「祖国防衛戦争」として煽(あお)ったことを知っている。対する著者はこれを「神話」として退ける。本書は日露戦争像の「神話」解体の書である。 ...
幻想の古代史 2010年1月25日 ケネス・L.フィーダー著 福岡洋一訳 価格:¥2520 (本体¥2400+税)
- 作者: ケネス・L.フィーダー,Kenneth L. Feder,福岡洋一
- 出版社/メーカー: 楽工社
- 発売日: 2009/11
- メディア: 単行本
- クリック: 10回
- この商品を含むブログ (11件) を見る
いささか思わせぶりな書名となっているが、本書を一口で言うならば「古代史のでっち上げ事件簿」である(原書名は『捏造(ねつぞう)、神話、ミステリー』)。日本における旧石器遺跡の捏造事件が記憶に新しいが、 ...
- 作者: ケネス・L.フィーダー,Kenneth L. Feder,福岡洋一
- 出版社/メーカー: 楽工社
- 発売日: 2009/11
- メディア: 単行本
- クリック: 7回
- この商品を含むブログ (11件) を見る
むかしは読売新聞の書評が、個人的には一番つまらなかったんだけどなー。なんか最近はチョイスを含めていい感じ。