この前大宅壮一ノンフィクション賞にノミネートされながらも、惜しくも受賞を逃した「同和と銀行」。
同和と銀行は、タイトルの通りにおどろおどろしい話かというとそういう面もある一方で、「仕事の中で、ブラック・ソサエティの人との接触を不可避にされた普通のサラリーマンが、その世界にどのように侵食され、取り込まれていくか」という一般的な教訓や、だれにでも起こり得る不条理の物語としても読めるし、またそういう社会にいる人間が人間的魅力に乏しいかというとそうでもない・・・ということを書いていて、だからこそ深みを持っているように感じられる。
同和と銀行 三菱東京UFJ“汚れ役”の黒い回顧録 (現代プレミアブック)
- 作者: 森功
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名前はシンプルに「森功のブログ」。
http://mori13.blog117.fc2.com/
はてなアンテナに登録者がまだ多くないが、単に知られていないだけだと思うので、ここで紹介。
ちなみに森氏の他の本もあったのでそちらもご紹介。
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