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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

上杉隆氏は、なぜウィキペディアへの対応がぶれてしまったのか

本日も、小沢一郎会見をtwitterで中継し(tsudaる、といいます)た上杉隆氏。
中継はtwitterのつぶやきが増えるため、昔のつぶやきが目に入りにくいこともあり、適宜引用しながら話を進めよう。

http://twitter.com/uesugitakashi
(2009年1月7日の書き込みを中心に。、RTに関しては、前後を読みやすくするよう入れ替えたりしています)

QT @masseuphoria 上杉さん、安倍さんにきちんと謝罪したの〜?
<これに対しての返信から始まった>
多いんです。wikipediaを鵜呑みにする方。反論せずに逃げているのは安倍元首相の方ですよ。wikiの記述が逆に書かれているだけ。ずっと放置してますけど(笑)。 8:32 PM Jan 7th webで


過去10年間、安倍晋三氏には30回以上もの質問状やインタビュー依頼を送ったが、すべて拒否して逃げています。 8:39 PM Jan 7th webで (※これは内容をまとめるため、ここに挿入しました。つぶやきの時間軸は数字をみてください)


そろそろ、(※ウィキペディアの問題に?)対応しようかな。時間のかからない効果的な方法があったら、誰か教えてください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E6%9D%89%E9%9A%86   8:34 PM Jan 7th webで


wikipedia ときどき、講演などで講師紹介として配られることもある(笑)。 8:36 PM Jan 7th webで

Wikiウィキペディア)の記述が逆とは何か?「そろそろ対応しようかな」とは何か?一躍興味がわきますね。
実は上杉氏が、ウィキペディアに対して不満をいうのはこれが最初ではありません。

http://www.uesugitakashi.com/archives/51747507.html

・・・本人も知らない「事実」を吹聴する輩の多いこと。


日本版「ウィキペディア」なんか、酷いもんです(笑)。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E6%9D%89%E9%9A%86
いつものように放置ですが、本物の英語版「wikipedia」とは大違い。
http://en.wikipedia.org/wiki/Takashi_Uesugi

と、前から怒っていました。(※これが書かれた当時のウィキペディアと、現在の記述はまた違ってます)でも、具体的に何がどういうふうに違うのだろう。
わたしを含め、ウィキペディアというのは、膨大な記事に膨大な編集者があつまり、それであちこち直したり、議論したりの結果として着地点が生まれるものなので、「ここが違う」ということを言ってもらえれば直せるか、少なくともその主張を盛り込めるのに。
上のブログのコメント欄にこう書いた。

6. Posted by gryphon November 05, 2009 20:14
具体的にどこが事実と違っているのかの表明があれば、修正または「・・・と主張している」と日本語版に追加しますよ。

また、英語版には文句が無い?ということは、これが上杉さんのご主張に沿っていると考えてよろしいでしょうか?
==============
After graduation, he worked at Japan's national broadcasting company NHK, as a research apprentice.

※覚えておいてください、2009年11月の段階で「ウィキペディアの記述に不満があるとしたら、それはどこの部分か言ってください」と本人は既に問われているんです。

その部分がいよいよ明らかになるか!!
と思ったのですが・・・まことに残念なことに

wikipediaについて。基本方針が確定しました。放置。理由はめんどくさいし、どうでもいいから。じゃあ訊くなよ、と自分でつっこんでみる。みなさん、すみません(謝)。 7:59 AM Jan 8th webで

なるほど。めんどくさいからか。どうでもいいからか。
ただ、個人的には、「藤井蔵相の辞任理由が健康問題」ってぐらいに信用しているというか(笑)。
ひとつの仮説として
実はウィキペディアの『上杉隆』の記述は、本人にとっては不愉快ではあるが『ここが間違っている』と指摘できるような箇所は無い。だから『ひどいもんだ』と信用できないという印象を与えつつ、面倒くさい・どうでもいいなどの理由を挙げて、具体的な事実誤認の指摘はしないようにしている

まあ、これを証明するすべはありません。
あくまで仮説です
。読者が、上の太字部分で提示した仮説と、本人の「放置。理由はめんどくさいし、どうでもいいから。」という説明の、説得力をば比較してくれればいいかと。


安倍晋三との問題に関して「Wikiの記述が逆に書かれている」とは何か?

上杉氏は「ウィキペディアの記述はひどい」と書かれているが、具体的にどういう部分かが分からないので直しようが無い部分はある。
だが、唯一今回表明したのは
「反論せずに逃げているのは安倍元首相の方ですよ。wikiの記述が逆に書かれている」

という点である。
この問題は・・・安倍のサイトは今移転して、ここにいってるな。
http://www.s-abe.or.jp/topics/weeklyissues
発端は
http://www.s-abe.or.jp/wp-content/uploads/090303.pdf


上杉氏の「安倍晋三のほうこそ逃げている」というのは、以前からの持論である。
http://www.uesugitakashi.com/archives/51627568.html

2001年からの8年間で30以上もの質問をぶつけたにもかかわらず、一切答えずに逃げ回った挙句、その「政治家」から、「逃げている」と中傷されている。
March 27, 2009


・・・えーと結論をいうと、双方の定義が違いすぎるわ。安倍の言っているのは (A)2009年2月26日号の「週刊文春」に上杉氏が書いた文章に虚偽がある、という話。上杉氏が仰るのは、(B)2001年からの8年間(今回のtwitterのつぶやきでは「10年間」)に送った質問やインタビュー依頼に答えてない、という話。

なんでこんな、別のテーマでやらなきゃいかんの。
で、ウィキペディア的には「記述が逆に書かれている」というのは濡れ衣だと思います。ただし、今回の上杉氏の主張は既にちゃんと取り込まれていますです。なかなかちょっとしたもんだネ(でも、このズレに関しては記載したほうがいいかもな・・・)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E6%9D%89%E9%9A%86


あと、対応・回答するべきなのは「週刊文春編集部」なのか「上杉隆」なのかも気になった。週刊朝日上杉隆コンビの記事の、外務省の抗議のときとあわせて。
結局、そういえばこれはどうなったんでしょうか。回答を「著作物なので内容をそのまま載せるな」という対応への是非論もあったし。
週刊誌への抗議とかって、結果が分からないパターンが多いので困る。


「ブログコメント記者」への批判者、転じて「つぶやきジャーナリスト」に。

私は、自称「国を憂う」その記者に非難されている。
だが、その「憂国記者」は、自分自身の「健康」と、葬り去られた「ボツ原稿」ばかりを憂いているにすぎない。
ひねもす、記者クラブのパソコンの前に座り、自身のブログのコメント欄に書き込みを続けている。

この批判対象は阿比留瑠比氏で、自分のブログへのコメントにレスを返すことで有名。
http://abirur.iza.ne.jp/blog/


このレスの「量」「頻度」について、かつて議論相手だった週刊朝日山口一臣氏と、同氏の言葉を信じるなら上杉氏も、揶揄の対象にしていました。

http://www.the-journal.jp/contents/yamaguchi/2008/10/

詳しくはまた別の機会にゆずりますが、
阿比留さんのブログを見た、私と上杉さんの率直な感想は、
「ヒマな人だなぁ…」

少なくとも、ボクらは忙しくてあんなに長々とブログは書けません
そんなわけで、
本来なら、もっといろいろ説明したいのですが、
とりあえず、きょうはここまで。すみません。
(ああ、ヒマな人が羨ましい…)

その1年半もしないうちに、twitterとブログとは違う部分も多いとはいえ、一緒に「あんなに書くなんて暇人だねえ」と言っていた人が「つぶやきジャーナリスト」を自認するようになるとは山口氏も若干ハシゴをはずされた感あり(笑)。
上杉氏も、「あのときの阿比留さんのコメント書き込みぐらいは、俺も今twitterに書いてるなあ」と思ったりするのだろうか(笑)。

本題に戻って、ウィキペディアでは

「 ウィキペディア批判」という項目で、今回の上杉さんの言い分を収録。ねっ、フェアなものでしょ?「つぶやき」でひとつひとつ、思いつくときに書いてくれれば、時間的にも手間的にも、「対応がめんどくさい」というほどのこともないと思うんだけどな・・・・・
記者クラブ批判」という項目も独立させ、氏の功績・活躍を分かりやすく伝えている