INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「福島香織・職業無職(笑)」が第一声。非常に興味深い。

http://fukushimak.iza.ne.jp/blog/entry/1346247/
どこに就職するのか、フリーライターとしてどこに作品を発表するのかも興味深いが、元記者となってからのこの指摘はたしかに興味深い。

インターネットによる記者会見の生中継など(※そうだ忘れてた。今度、格闘技の話にひきつけてこれを書きます)、一次情報が直接、メディア経由でない形で伝わっていくという現状や、一次情報を伝える「情報NPO」の発足の可能性について彼女は書く。だが・・・・、

■でも、ふと思うのだ。個人個人が政権側から直接情報を受け取るのはいいとして、では個人個人がこれまでマスコミの第4の権力のかわりに、政治家を監視をしたり、プレッシャーを与えたり、ときに駆け引きをして政治の流れを変えたりできるのだろうか、と。

権力と対峙し権力と戦うには権力が必要だ。これまで政府(行政)と国会(立法)と司法に世論を代表するマスコミの権力がバランスをもって対峙しあったりけん制しあったりして、ひとつの権力が暴走するのを防いできた。

マスコミ・メディアが権力であると認めたうえで「権力と闘うには権力が必要だ」というリアリズムの面から旧メディア崩壊の副作用を懸念するというこの問題は非常に興味深い。

ぜんぜん明快な答えではないが、とりあえず寄せた私の感想コメント

Commented by gryphon さん

星新一の未来SFに「だれでも簡単に映画や絵画、詩集が作れるようになったら、みんな自分の作品を他人に見せるのに忙しく、他人の作品の鑑賞はうわのそら」という短編がありました。

メディア機能が「みんなのもの」になったとき、集約されていたことで権利・経済的なパワーを持っていたメディアが「分断統治」される・・・これはたしかに深刻ではありますが、解決策はない。

その小さな「みんなのメディア」がパワーを持つことを祈るしかない。

福島氏はtwitterもやっている

http://twitter.com/kaokaokaokao