まあ、上の話は角田氏がもう少し時間を置いた後、詳しくよって立つ理屈を説明してくれるかもしれないのでそれも待ちたい。
ただ、武田幸三の「引退試合」だったことはレフェリングにおおきく影響しているのではと思われる。
実は、リングドクター中山健児氏も、著書の中で
「それがタイトルマッチか?大一番か?など、選手にとっての試合の意味を考えつつ、大きな意味のある試合なら、本来は止めていい怪我の度合いでも続行させる」
と話している。当時は「そういうものか」と思ったけど、よく考えたらこのスポーツにおいて、ある場合は認められたスタンダードな勝利条件に到達していたのに「大一番だから」と言われてそこから続行せざるを得ないというのも気の毒だ。それで逆転でもされた日にはなあ。
一定の血が出たりバランスを崩したりしたらいかに大きな意味があっても、自動的、数値的に止めるのが最善なのか。
よくわからんわ。
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