INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

河野太郎、外務委員会は核密約問題での政府答弁をもう認めない(河野ブログ)

(※UFCの記事はひとつ上に移行しました)

http://www.taro.org/blog/index.php/archives/1084

核密約はあった

Posted by 河野 太郎 on 2009/7/10 金曜日

核密約に関して、今週、外務委員長として、密約を知り得た立場の複数の方にお目にかかったり、電話で話をしたりした。
今日は、京都で、村田良平元事務次官を訪問して、お話を伺った。

結論から言えば、核密約はあった。

外務委員長として、私の委員会で、これ以上、政府が虚偽答弁をすることを認めない。

委員長としてだけではなく、外務委員会として、政府に答弁の修正を求めることを次の理事会で提案する。

村田元次官は、委員会で話をすることに同意して下さった・・・・

まず私は、議会の委員会が政府答弁を「認めない」「修正を求める」とする権限があるということを初めて知った。
日本の議会は政府と与党が構造的に、憲法的に一体だし、本来はそうあるべきだが、政党政治前の議会の本質から考えればコンスル(執政官)に元老院が掣肘を加えるのはまたいいことだろう。
また、この密約が現在、明るみになろうとしているのもいいことである。政治において陰謀や秘密外交は皆無にならないが、少なくとも民主政体ならそれは歴史に対して開かれるべきなのである。(それに密約があろうが無かろうが、あの「運命の人」モデルの某記者の復権とはまた別の話でのちに検証された彼の取材・または取材外活動は単独で批判される余地が大有りだから)

これは来るべき解散の、大きな争点にはならないが小さな争点にはなるし、おそらく生まれる民主政権で、早々に存在は認められるだろう。政権浮揚は就任後「スモール・アーリー・サクセス」がなるかどうかに左右されるが、民主党政権にとってはノーリスク、中リターンのおいしい問題だからね。既に岡田が、政権後は密約の存在を暴くと表明してたっけ。


一般論としての政権交代の利点を、個別の政党の後押しのために言う人がいて(例:愛川欽也)、そういう人の言説は正直うんざりだが、前政権の密約や秘密外交が公開されるというのは、それが歴史の分野に入る話ならばたしかに一般論として政権交代の利点だ。

河野ブログのニュース価値は

ちょっとみただけだが、読売新聞はかなり大きい扱いをしていた。朝日新聞は無かった?見逃したのかも。
河野はブログを使う政治家(文章もしっかりしている)が、今回のこの態度表明はブログが最初だろうか?最初だったらすごいな。

【付記】さすがにそんなことは無かったようです
河野太郎のニュース検索