http://www.asahi.com/showbiz/column/manga_henai/TKY200806050155.html
「いろいろな人にいろいろなご意見があるようだが、議論になるという点でこの作品は傑作なんだろうと思う。ご存じなかった方も、ぜひ手にとって既読の方々と意見を戦わせてみていただきたい」
「国民性のあらわれ方が的確で、笑いのつぼをつく。…各国の性格がよく現れている」
「表紙を見て「オタク絵じゃん」と一度は素通りしてしまった私だが、今はその不明を恥じている。みなさんも素通りせずにぜひどうぞ」
松尾 慈子(まつお・しげこ)
1992年朝日新聞入社。金沢、奈良支局、整理部、学芸部などを経て、現在、名古屋本社報道センター記者。漫画好き歴は四半世紀超。一番の好物は「80年代風の少女漫画」、漫画にかける金は年100万円に達しそうな勢いの漫画オタク。
記事は2008年6月6日付。
「議論になるという点でこの作品は傑作」というのは、非常に使い勝手がいい論理だ。そういえば「いろいろな声があるということは、このトーナメントに熱があることだと思います」というのもあったなあ。
「ヘタリア」の放送中止は、未だに「諸般の事情」ということで、一応キッズステーションの契約者の一人でもある当方に対しても含めて(笑)いまだにあかうんたびりてぃ的にドーなの、という状況なのだが、今後いろいろ分かってくるなかで、「差別性あり(なので放送中止は仕方ない)」ということになったら、そんな差別本を絶賛した松尾記者の、今後の同社内での地位に変化はないのだろうか…という心配をする今日このごろであります。