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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

田母神俊雄についてまだ語っておくべき二、三の話。

今年、エドはるみとどっちが早く消えていくかの競争がけだし見ものだと思う田母神俊雄氏ではあるが、ちょとまだ描いておきたいことがありましたので、忘れないうちに書いておきます

田母神氏、ギャグはけっこう面白かった

昨年の週刊文春に載った記事だが、過去の講演録から、田母神氏の言動を紹介している。

「自分は昔から歯に衣着せぬ発言で『慎重さが足りない』と言われてきました。しかし、私は言いたい。私に足りないのは慎重さではなく”身長”なんです!!

田母神氏はかなり小柄な体格だそうだ。
これは彼の持ちネタらしく、こういうのもある
「各省庁のコンパクト化、スリム化が昨今言われていますが、防衛庁はまず幕僚長をコンパクト化しました」


今回の騒動があった際に、退職金を辞退するとかしないとかの騒動があって、結局彼はそのお金をもらったのだが、そのことを質問された氏は
「やっと女房、子供から温かいものを食べさせてもらいました」
と答えたそうな。


うむ、それなりに面白いとは認めざるを得ないではないか。
ギャグの面白さと軍人の素質は無関係とはいわん。名将は多く戦場で空気を和ませるユーモアを残している。だが、「ギャグは面白いがダメな軍人」もそりゃいるよなあ(笑)。

まあとりあえず歴史にこの田母神ギャグを残しておいた。
恒例の、このマークを認可。

五百旗頭真氏は直接の言葉で「防衛大学校長の政治的発言(政府見解と異なる発言)」について説明してほしい

田母神問題で、「防衛大校長の五百旗頭真氏が、新聞に靖国参拝反対など、政府見解と異なる発言をしていいのか?」という問題が出ていて
http://obiekt.seesaa.net/article/111297583.html
http://ameblo.jp/kuon-amata/entry-10182693246.html
などで議論があった。


上リンクのコメント欄に、私はこういう投稿もしている。

今更ながらの補足的な思いつきですが、社会党が政権に参画した初期、「一政治家としては自衛隊違憲と見なす。しかし(細川連立)政権の一員、大臣としては自衛隊合憲という見解に従う」というスタンスを取り、それは閣内不一致になるかならぬかという論争がありました。

[001/001] 128 - 衆 - 予算委員会 - 4号
平成05年10月06日

今回の場合、例えば田母神氏の立場からこれにかなり近い弁明はできないでしょうか?
「私は一個人として村山談話に反対。だが自衛隊の一員たる『田母神俊雄空幕長』として『職務を行う』時は村山談話に異議を唱えません。そういうつもりでの、私的な論文発表ですよ」

ちなみに、上の大臣問題のやり取りでは朝日新聞が「一政治家のスタンスと、閣僚としての見解は離れていてもいいじゃないか」という主張をしてた記憶があります(笑)。

Posted by gryphon at 2008年12月22日 20:39:44


今回の、田母神氏が防衛庁をオン出される話を法律的にいうと、私は最終的にこう理解している。
【田母神騒動・法律論まとめ】
・田母神の論文発表は、「法律論では」セーフ。五百旗頭氏の新聞や雑誌寄稿も「法律論的に」セーフ。
・田母神氏の場合、内容がアレだった(と、少なくとも政府が見なした)
・政府は「お前は無能(アレ)だから、幕僚長(役職)を更迭する」とした。
・一般論で言えば、政府は「幕僚長のあいつはヒゲが気に入らん」でも「黒猫が前を横切った」でも、どんな理由でも役職は更迭できる。自衛官と言う身分は公務員なので、辞めさせられない。
・ただし田母神氏はもともと幕僚長という役職に定年延長のオプションがついていたので、役職を奪われた途端に定年を過ぎていることになった。だからそのまま防衛庁を退いた。
・懲戒免職に当たるようなことではない(もっと軽い処分はあり得た)ので、退職金を払うのはやむを得ない


だから神戸新聞佐高信氏が書いていた「栗栖の時のように懲戒免職するべきだった」というのは、ハナから事実関係すら間違っている(「超法規発言」の栗栖だって懲戒免職になってないわ!)上に法律論も考えていないバカ話だと思う。


ただ。
この話について、五百旗頭氏本人が「防衛大の校長の政治的見解発表についてはこういう理路がある」ということを直接語ったり、描いたりしてないように見受けられる。最終決着のためには、それをぜひやってもらいたいのだが。

「田母神の呪い」は三月、各地の公立学校にて発動される?

今回の話をいちばん、広い意味でざっくり因数分解すると
1・公務員、政府の一員が
2・民間の媒体に発表(投稿)した論文とはいえ
3・政府見解に反する意見を言ったら
4・いくない
5・言いたいなら公務員の立場を捨てて、一民間人として言え。


であります。
なぜ「三月に田母神の呪いがある」かというと、簡単な話、春の恒例行事である、卒業式だ入学式だ、君が代だ日の丸だ・・・があるからですよ。
もちろん、上の因数分解はもっと別の方法もあって、1は公務員とか政府の一員ではなくシビリアンコントロールがらみで「軍人」とか「将軍」に限定されると考えれば教員はまた別になろう。
また、役職と身分の違いという話に着目すれば、反対教員は役職は剥奪されても教員の地位は得られるはずだ、ともいえる。
逆に「田母神は論文の投稿でああなった。君たちは『論文投稿』なら大いにやるがいい。しかし教員として活動するべき式の中で、反対の振る舞いをしてはいかんよ」というようにもいえるかもしれない。


田母神氏と君が代日の丸反対教員の共闘というのはちょっと見てみたいが。