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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

竹内出、イズったイズった、さらにイズった!!・・・が最後に逆転でさらに残念。大記録目前にして・・・


イズリング。
イズる(動詞)。


郷野聡寛が作ったといわれるこの造語ほど、”定義”というものの持つ力を近年感じたことはない。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~mind/knowledge/classic/rongo013.html

子路曰く、衛の君、子を待ちて政を為さしむれば、子将に奚(なに)をか先にせん。子曰わく、必ずや名を正さんか。
子路が言った。『衛の君主が、先生をお呼びして政治を任されたとすると、先生はまず何を先にされますか。』。先生はおっしゃった。『きっと名目を正しく定義するだろう。』。)

いままで無目的に見ていると辛かったかもしれない竹内の判定ロードも「おおイズリングが始まった」「ああ、イズっているよ」という目で見ると、実に興味深く、手に汗握る展開に・・・展開に・・・ならない?(笑)
でもまあいいや、ごく一部にはすごく受けているということで話を進めよう。
郷野解説ではさらに新視点が二つあって、「竹内は寝技と思われているけど、実はボクシングが大好き。見ているとボクシングを生かした戦いかたをしている。」というのと、あと終始優勢だったところからマウント、逆転パウンドKO負けを喫したのを見て「竹内にこんな弱点があったとは!意外でしたね」と、単なる負けじゃなくて構造的な弱点だったと。だが、いま聞きなおすと「マウントからは弱い、返しの手段が無いようだ」で、そうメッタに衝かれる弱点でもなさそうだ。

今回、非常に残念だったのは、あのペースで順当に勝利していれば、この記録に従うなら
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%B9%E5%86%85%E5%87%BA
42戦中、ちょうど21試合の判定勝利!!前人未到の、40試合を経験し、判定勝ち率5割!!を達成していたのであります。
よく膠着だ判定だというときに引き合いに出されるガイ・メッツアーとかヒカルド・アローナなんか比べ物になりません。


その不滅の大記録達成まであとわずかで、そういうテーマでブログを書こうと思っていたのに、あとちょっとでこの記録がすり抜けてしまった。
まあいい、復帰後2試合連続で判定勝利してくれれば再達成できる。
負傷は重い(眼窩底骨折の疑い)と、試合直後にはアナウンスがあったが、軽いものであることを祈る。
実際にあれだけ追い詰めたのだから、強さもよく見せてくれたといえるし。

しかしウィキペの格闘技関連の戦績をこまめに更新する方の偉さよ。

Hideki1976さんという方が中心なのだが、彼らのおかげでどれだけの恩恵をこうむっていることか。
この場を借りて感謝したい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%A9%E7%94%A8%E8%80%85:Hideki1976