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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

山岡賢次・民主国対委員長、若者の麻生人気(?)を戦前ドイツ=ナチスの隆盛にたとえる

TBSの「朝ズバッ!」の中で、そういう発言をしたとして一部で話題に。
http://jp.youtube.com/watch?v=NfCFds7F-PA

ああ、もう人気サイトのエントリーになってるや。
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1178863.html

私に判断を任されると仮にするなら、別にかまわない話だと思うが、福田政権で幹事長になったばかりの麻生太郎が、逆に国会で対決姿勢を鮮明にしている民主党ナチスになぞらえ、一部で批判があった(東京新聞こちら特報部」など)。


■麻生氏の民主党ナチス発言、鳩山氏「看過できない」

http://www.afpbb.com/article/politics/2501065/3187903
麻生氏の民主党ナチス発言、鳩山氏「看過できない」
2008年8月5日 21:50 発信地:東京 [ アジア・オセアニア 東京 ]
麻生氏の民主党ナチス発言、鳩山氏「看過できない」
日本外国特派員協会(FCCJ)で当時の福田康夫(Yasuo Fukuda)官房長官と共同会見する麻生太郎(Taro Aso)外相(当時、2007年9月19日撮影)。(c)AFP/KAZUHIRO NOGI
【8月5日 AFP】自民党麻生太郎(Taro Aso)幹事長が4日、民主党ナチス(Nazis)に例えたと受け取れる発言をしたことに対し、同党の鳩山由紀夫(Yukio Hatoyama)幹事長は、党として麻生氏に謝罪を求める方針を明らかにした。

 日本経済新聞によると、麻生氏は前日、民主党江田五月(Satsuki Eda参院議長に就任のあいさつをした際、「歴史を見れば政権与党から民心が離れた結果、ナチスのような政党が政権を取った例もある」と述べたという。

 ときに舌禍で知られる麻生氏だが、ほかの報道によると「ドイツでもナチスにいっぺん(政権を)やらせてみようと選んで、ああなった」とも述べた。

 5日、記者会見した麻生氏は「民主党ナチスに例えたわけではない」と述べ、民主党が第1党を占める参院で、審議が行き詰まる状況を批判したのだと釈明した。

 しかし鳩山民主党幹事長は、「許し難い暴言。民主党と国民を冒涜(ぼうとく)している」と反発、「看過できる問題ではない。党として謝罪を求めたい」と述べた。(c)AFP


それとの対比ということを考えると、山岡氏も言わないでいいことを言ったといえるし、どうもこの人も結構失言が多い。

ただ、ロジックはともかく、実際の政治の中で「野党政治家の失言」というのは、あまり大きな意味を持たない、ということが証明されている。(柳沢厚相の「生む機械」、菅直人氏の「生む生産性」の時もね)。

あと実際、「ホロコーストナチスはあまりにもひどいから、比喩で使うのはよくない」という言い方をやっていると、自縄自縛なタブー化にもなっていく。麻生や山岡の発言も、類似点を自身が感じているなら表明すること自体はいいだろうし、その是非や当否は議論すればいい。







資料 2005年記事

★「首相はヒトラーより最悪」…亀井氏、講演会で極端発言

・郵政法案反対派の首領、国民新党亀井静香氏(68)は8月31日、都内で行われた日本
 外国特派員協会主催の講演会に出席した。

 「悲しいことだが、今の日本ではファシスト政治、強権政治が行われている」
 「小泉首相は非情な人。ヒトラーより、もっと独裁的な政治をしている」
 極端な表現も混じる熱弁に、外国人記者23人を含む180人の聴衆は口アングリ。ヒトラー
 まで引用する言葉には、一部で反発も買ったようだ。質疑応答で、女性外国人記者が
 「小泉首相を、約600万人を虐殺したヒトラーに例える根拠は」と亀井氏に厳しく詰め寄ると、
 場内から拍手が巻き起こる場面もあった。
 だが、亀井氏は主張を譲らない。「ヒトラーより最悪だというのは、ヒトラーでも全権委任法を
 作ってから独裁政治をしたこと。小泉首相はルール無視だ」。さらに続けて「今回出馬を
 断念した議員や私たちは、小泉首相に政治的な毒ガス室に入れられたようなもの。私は
 生き残るがね」とまで口にした。

 この講演会は、政財界やスポーツなど各分野で活躍する人物が招かれ、外国人記者向けに
 スピーチをするもの。慌ただしい公示翌日とあってか、第一声では「刺客が選挙区を走り回って
 おりまして…」とガラガラ声だったが、首相憎しの思いが自然と舌を滑らかにしていった。
 「選挙に打ち勝って、日本の夜明けを作りたい」の締めの言葉まで、約1時間にわたって
 小泉首相を徹底批判した。

 あまりの勢いに、講演会後は嫌悪感を示す外国人記者も。「講演会にユダヤ人の聴衆が
 いたらどんな気持ちを抱くか、少し考えたほうがいい。国際的場面ではヒトラーを例えに使う
 政治家はいない」(米国人ジャーナリスト)。多くのメディア関係者には、郵政総選挙の争点より、
 亀井氏の憤りの激しさばかりが印象に残ったようだ。(一部略)
 http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200509/sha2005090101.html