と、いうわけで、DMCの大ヒットでわくヤングアニマルだが、上り調子の漫画雑誌はかならず3番4番5番のクリーンナップに個性の違う作品と作者が並ぶ。
ハチミツとクローバー(BSマンガ夜話、あさって深夜地上波再放送)の作者が描いている将棋漫画「3月のライオン」も今、じわじわと評価を固めつつあり大ブレイクも見えてきた感もちょっとあるが、この前、天才主人公と対比させるような「棋士の中でも際弱の部類の、もう引退寸前の老棋士」が登場した。
負けた腹いせに、対局相手の主人公にたかってうなぎと高級日本酒をせしめるのだが、会津出身のこの棋士が、飲みながらにわかに1ページ丸ごとつかって(笑)、会津の名君・保科正之について弁じるシーンがある。
これは作者も好きなのかな。
まあ、作中では「年寄りの話は長く、しかも脈絡が無い」という表現のために出てきただけなのだが、何しろ人気作家の人気漫画だ。
これに便乗して、たしかに日本史屈指の名君である保科正之と、それを既に漫画として鋭く描いたみなもと太郎「風雲児たち」の名シーンを、もうおなじみGryphon流の電脳紙芝居(ただコマ並べただけ)でご紹介したい。
潮出版社版の4巻だが、リイド社版では3巻だ。
- 作者: みなもと太郎
- 出版社/メーカー: リイド社
- 発売日: 2002/04/30
- メディア: コミック
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※注意!風雲児たちには「幕末編」という続編も1巻からあるので、間違えて買わないようにネ。
【保科正之、江戸大火に処す】
http://www20.tok2.com/home/gryphon/data/fuuunji.wmv
ところが作っておいてなんだが、自分のブラウザはfairefoxでIEは壊れている状態なので、ちゃんとこの動画が起動するか分からない。皆さん、開くことができてるでしょうか?
ちょっと不安。