古い話題かしらね。
これらの候補作の中から選ばれた。
http://www.asahi.com/tezuka/
もやしもんについては何度も評価したし、ここで大型書評も書いた
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20051117#p2
から作品論は略すが、自分は最近の展開としては、婚約者がどーとかいう人間ドラマは「ええい、学園ドラマはいい、菌を映せ菌を!!」な状況になっていて、ちょっと読み方に偏りができてしまいました。
そういう点では菌が出れば満点、出ないと赤点という極端評価なのでやはり見る目が公正ではありません(笑)。
それより、この賞は天下の朝日新聞が鳴り物入りで発足させ、看板も最大のビッグネームなのだが、影響力は正直徐々に落ちてきているな。
それはここが悪いというより、やっぱり漫画の格付けがビジネスとなると踏んだ人々が多数参入しガチンコ勝負になったからで仕方ないし、トータルで活性化しているのだからいいことだとは言える。
また自分の独断で言うと、やっぱりそのかいわいでちゃっかり一番の影響力を持つようになったのが「時代の火事場泥棒」宝島社の「このマンガがすごい!」だよ。

- 作者: このマンガがすごい!編集部
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2007/12/04
- メディア: 単行本
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宝島社も大手といえば大手だがトップじゃないし、参入も超早いってわけじゃないのに、他がだらしないからやすやすと賞ビジネスの頂点に立たせてしまった気がする。
だが、俺にとってはかなりの恩義があるもので、思い起こせば、毎年度出るようになる前の不定期ムックも含め
「あずまんが大王」
「のだめカンタービレ」
「ハチワンダイバー」
「ハチミツとクローバー」
「鈴木先生」
などは掲載誌と自分に全く接点がなかったから、このムックで上位に位置することで初めて知ることになったのだす。
そういう点では足を向けて眠れないわけだ。
歴代受賞作(まだ毎年度出るようになって三年目か。)
今、「書店員が選ぶ」を売りに、なんか賞ができたね。あれの権威が今後高まるか