正確に言うと上野顕太郎の短編連載漫画「夜は千の眼を持つ」の二巻にあたる「星降る夜は千の眼を持つ」よりです。
作者と作品は、はてなキーワードで調べてもらうとして、短編連作ショートギャグ(8P程度)の漫画作家です。
それも例えば野中健次というよりは唐沢なおきの「電脳なおさん」に近いかな。すごくパロディが多く、元ネタをかなり読み込んでいる形跡があること、漫画のお約束を逆手に取って批評する部分があること。
また、そこでこんなことをやってみましたよ、こんな無理のあることに挑戦しましたよ、という手段と目的の逆転現象があり、それ自体がギャグになっていること(笑)
そういう点が似ている。呉智英のダヴィンチ書評、NHK「マンガノゲンバ」両方で紹介された。
そしてこの本は凡百の作品論より、実例を見せたほうがいい種のものだ。
そこで、プロレス・格闘技ブログであるここにふさわしいやつを紹介したい。
「サルでもかけるまんが教室」でも取り上げられ、漫画のお約束、漫画をメタ的にお笑いネタにする時はほとんど「規定演技」ともいえるようになっている
「おっちょこちょいのドジ少女が『ちこくちこく』といいながらトーストをくわえて学校へ駆け出していく」
というネタをパロディ化した回の、沢山ある中からひとつだけ選んだものだ。
ギャグストーリーを最初から最後まで教えるのはちょっと申し訳無いが、プロレス格闘技ブログのここで紹介することで初めて知る層も確実にいると思う。
論評は抜きで、笑える人は笑える(笑)
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