作者のtwitter(2012年8月17日の書き込み)から転載。遠藤氏本人のツイートは太字で、別の人のツイートは二重囲いで示した。
https://twitter.com/hiroki_endo
遠藤浩輝 @hiroki_endo
こんな事言うと怒られるかもしれないが、私は「プロレススーパースター列伝」と「はじめの一歩」位しか格闘技漫画に思い入れがなく、どっちかというと「スラムダンク」みたいなスポーツ漫画の流れで今の連載描いてますです。
なので、世間の所謂「格闘技漫画好きな読者」の認識と、リアルタイムのUFCとか観た上での総合格闘技の認識がかなり隔たっていて、PRIDEブームは改めてプロレスのカタチを変えたものだったんだなあ、と今更ながら思う今日この頃。
特になし @LoveIsNotLoving
よく解ります。そこが素晴らしいと思います。ありがとうございます。日本でMMAがアスリートスポーツとして認識されるには、まだちょっとかかりますね。
水静 @yoshio9201
良いと思います。格闘技漫画ではなくスポーツ青春漫画みたいに!!やはり格闘技漫画って、何処かドロドロしてるのを期待されてる、というのはあります。で、私もそういうのが好きだから(笑)。
まあ、それだけ日本ではTVでやってるプロレス(はガチ)の呪縛が強かったんだと思います。だからこそ、動員という意味ではそこから始めるしかなかったのは有る意味必然で。そのせいか、(私も含め)寧ろ競技としての柔道やレスリング、ボクシングに対してボンヤリしたイメージしか無かったという。
boto-san @boto_san
『オールラウンダー廻』はだからこそ素敵な漫画なんだと共感して読んでるオヤジです。(=^ェ^=)や、ありがとうございます。
タンタン @tantankyojyu
廻の良さはそう言うスポーツライクなとこだと思います、廻を読んで修斗始める人絶対いますよ実際にサイン会で何人かに会いました。嬉しいです。
しかし、漫画家になったばかりの頃は修斗とMMAどっぷりの作品描くとは思ってなかったから不思議!恥ずかしながら本気で大友○洋の後継者になるつもりだった。が、ならなくて良かった。たぶん鬱になってたとおもう。
Jun'ya Suzuki @JunyaTheSphere
ああ、そうでしたか!そして大友さんの後継者たらんとされていたというお話…確かに『EDEN』を読んでいる時はそんなイメージがありました。由利さんの「アフタヌーン」ですし。でも『オル廻』が惹きつける力は数段上に感じます。頑張って下さい!あ、柔道部物語も「オル廻」描く上で影響マストです!
興味深いのは、「スポーツ漫画」と「格闘技漫画」、集合でいうと
【 格闘技漫画 ∈ スポーツ漫画 】
(この記号でいいのか不安を抱えつつ・・・あ、図解すりゃいいのか)
と考える人も多そうじゃないすか。
しかし、確かに「格闘技漫画」と「スポーツ漫画」はむしろ対立概念というか、右左、双方の極においてマトリックスを書いたほうが早い、ような気がする。
【追記】実際にそういうマトリックスを書いてみました
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20120824/p1
んで、「巨人の星」は・・・というか梶原一騎作品は、野球を描こうとなんだろうと「格闘技漫画」に置くべきだし、たしかに「柔道部物語」は柔道がテーマでもスポーツ漫画なのである、という気がする。「バキ」をスポーツ漫画と考えるトンチキはいないわな。しかし「バキSAGA」はスポーツ漫画といえなくもない気がする(笑)。
或いは「月下の棋士」は格闘技漫画で、「ヒカルの碁」はスポーツ漫画。
「3月のライオン」は意外や格闘技漫画。
「へうげもの」「鈴木先生」格闘技漫画。
「さよなら絶望先生」「それでも町は廻っている」スポーツ漫画。
「きのう何食べた?」はスポーツ漫画。「孤独のグルメ」格闘技漫画。
・・・いかん、おもしろい概念を入手した喜びでいささか暴走。後半部分は直感で、朝になってよく考えたら違うかもしれない。おまけにオリジナルの概念をツイートした遠藤氏の真意とはだいぶかけ離れてる気がする(笑)。
にしても「スポーツ漫画」と「格闘技漫画」を対立概念として捉える、というこのアイデア。これはちょっといろんな人が共有し、練り上げていきたいのである。
にしても、おるめぐ作者が「例外的に思いいれのある2作の格闘技漫画」に挙げたのが・・・
はじめの一歩はさもありなんとして、もうひとつが
「プロレススーパースター列伝」!
なんだよこの画像。
ともあれ9巻、まもなく発売。
- 作者: 遠藤浩輝
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/08/23
- メディア: コミック
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本誌「オールラウンダー廻」ではアマレス・モンスターと廻の試合が決着したが
その話は後日に回そう