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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

羽田空港国際化、是か非か?猪瀬直樹メルマガより

「報告 羽田国際化をめぐる国との協議会」

羽田空港の国際化に関する国と都・関係県実務者分科会」が2月18日月曜日
に開かれた。翌19日の日経新聞(東京面)は以下のように報じました。

                 *

 東京都など首都圏自治体は18日、羽田空港を発着する国際線便数と就航エリ
アの拡大を求めて国と協議を開始した。羽田は2010年10月の新滑走路完成に伴
い発着枠が年40万7千回と従来比4割増え、うち少なくとも3万回が国際線に
回される。それに先立ち、中国・上海など国際便の就航都市が広がっており、
羽田国際化の動きは一段と加速しそうだ。(中略)

これについて猪瀬直樹東京都副知事は、ぶらさがり会見でやり取りをした

●猪瀬● 千葉県は、初めこう言った。「現状維持してほしい」と。「成田は、
     国際空港、羽田は国内空港という分担を維持してほしい」と。千葉
県民は騒音も苦労してきたのだから、と。ただ、僕は、「そういう言い方は、
もう止めましょう」と言った。例えば、京成電車が、特急できますよね。そう
すると、36分で成田から日暮里に着く。そうすると、東京都民が36分で成田に
行けます。それから、木更津方面の人は、アクアラインで羽田に来れます。

 道路公団民営化をやったから自慢するんじゃないが、アクアラインは2320円
なんですよ。マイレージを含めると2000円なんですよ。だから、アクアライン
木更津方面の人は、2000円で羽田に来ることができますということで、県境っ
ていういい方止めましょう。それから、横田軍民共用化ができたら、山梨や埼
玉の人が、横田に来れますよ。というふうに、首都圏全体で考えるべき空港の
レイアウトだということです。基本的には、成田とはウィン−ウィンの関係で
あるということについては、了解していただきました。

○記者○ 国のほうは何か。

●猪瀬● だから、いくつかデータを要求しました。例えばですね、成田に来
     るお客さんは、観光の方が多いのかもしれない、仮にね。やっぱり、
羽田が国際化したら、ビジネスのお客が多いのかもしれない。そういう基礎、
数字を出してほしいと。ビジネスとか観光とか、お客さんの実態調査をしてな
いのか、と。あんまりしてないようなことを言ってたが、とりあえず出せと。

 パーソントリップ資料といいますね。お客さんの需要の分析をすると。そう
するとそれは、金浦とか上海っていうのは、皆ビジネスだと思うよ。急いで行
って帰ってくるから。まあ、成田から観光でゆっくりっていう人も、また別に
いるだろう。だから、そういうニーズをきちんと分析して、きちんと出せと。
そのうえで、どんぶり勘定ではない話の展開をしていこうということです。デ
ータ要求を突きつけたので、向こうは、論理的に返せないですね。国交省航空
局の問題が結構あるなという感じがします。

○記者○ では、今日のところは、東京都の方から、国交省航空局にボールを
     投げて、今おっしゃったような、お客さん分析をしてください、そ
ういうようなことをされたという段階で終わったというような感じですか。

●猪瀬● だからそれでね、論理的にこうなりますって、答えられないと、彼
     らはやっぱり困るわけですよね。だからやっぱり、本当は、ああい
う会議、公開したいんだよな。そうすると、それは、真剣勝負がわかるから。
そうすると、それをごまかせなくなるからね。

 でも、議事録出ますからね。議事録、出るかでないか知らないけれど、どう
せ出るよ。そういうことで、中身わかってきますから。結局、その場で非公開
であっても、後で議事録が出れば、少なくてもいずれは出てきますよ、そうす
ると、皆さんが見てるから、何が客観的かっていうことがわかってきますから
ね。客観的でない答え方をすると、おかしいなと君らも突っ込むことできるで
しょう。

○記者○ 開催の頻度とか、そういったものも、今後事務サイドとして、今後、
     次、何月ぐらいかという話も出なかったのでしょうか。

●猪瀬● それは、中身としてね、資料がいつごろ出てくるかによって、決め
     ていきますから。今日の机上の議論以外のもの、請求資料あります
よね、請求します。それで、その整い具合によって次の会議を決めたいという
ふうに……。


分量的にごく一部しか引用できない。後日、公式サイト
http://www.inose.gr.jp/
に掲載されるけど、興味を持った人は実際にメルマガ登録をお勧めする。