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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

石破茂防衛相、UFO問題に発言。「法」部分でリアルなSFを作るには

読売新聞

石破防衛相もUFO論議、自民総務会長「いい加減にしろ」


 政府が未確認飛行物体(UFO)について「存在を確認していない」とする答弁書閣議決定したことをめぐり、政府・与党内の反響が収まっていない。

 石破防衛相は20日の記者会見で「ゴジラがやってきたら災害派遣だが、UFO襲来だとどうか」と述べ、自衛隊によるUFO対処のあり方を問題提起した。

 石破氏は「UFOは『外国』というカテゴリーに入らないので領空侵犯とするのは難しい。攻撃してくれば、防衛出動になるが、『仲良くしよう』と言ってきたら我が国への武力攻撃にならない」との見方を披露。「(UFOが)存在しないと断定する根拠がない以上、私自身どうなるか考えたい」と語った


さっき、やじうまワイドで1、2分ぐらいこの会見の映像が流れたけど、語り口や表情を含めて、いやあ猛烈に面白いね。


全文はこちら。はてなユーザーの皆様、ブックマーク多数希望(笑)
防衛大臣記者会見
平成19年12月20日 (9時52分〜10時9分)(PDF:20K)
http://www.mod.go.jp/j/kisha/2007/12/20.html


残念ながらここでは動画は無い。会見の動画ニュースにニーズはある、のいい傍証になったのに。同時に、統合幕僚長も聞かれたが「現実の脅威で手一杯です…」というような模範的なお答えだった。

【補足】コメント欄より
nanashi 2007/12/21 12:48
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1823601
とりあえず置いていきますね


読売記事の後半にある「真面目にやれ」という二階の台詞もそれはそれで正論なのだが、米国防省だっけ?が毎年「サンタ追跡」のオペレーションをやっているように、”公のジョーク力”というのもある程度、いい力(ソフトパワー)にはなる。新聞も「サンタはいますか」をテーマにしたとある米国新聞の社説は、永遠の伝説となっている。

むげに全面否定するつもりもないし、全面肯定するつもりもない。
まあ状況と場の風を見て、うまくいけばいいしすべったらその損害は自分持ち、でいいだろう。


ただ、石破閣下が提起した問題というのはですね、
少々面白いというか、ちょっとした流れというものがありまして。

ハードなSF、小説(ことに小松左京的シミュレーション)は置いておいて、怪獣映画とか、SFテレビヒーロー、特撮、アニメ系列の・・・ようは「浸透と拡散」した側の大衆的ライトSFなんだが、以前のヒーローものというのは
「喫茶店の地下に秘密基地」
があり、
「マスターがそこでは白衣を着て『地球はかいばくだん』を軽く開発している」
というような設定が日常茶飯事だった(笑)。
まあ、古きよき時代であり、SFの概念もそう浸透していなかったし、予算も限られていたし、何しろ見る年齢層は、子ども”だけ”を想定していた(笑)。ああいうものは、あの当時にはやっぱりやむをえなかったんですよ。

ただ、だんだんと
「どこが怪獣や怪人に対抗するんだよ?」
「その予算は?組織は?」
「武器はどこから手に入れるの?」
というようなことを、作り手も考えなきゃいけなくなってきた。
それが結実したのが、いわゆる平成ガメラシリーズということになっていくんでしょうね。

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今回の話題とガメラの話の反響を集めた、ブログのまとめエントリがある

http://blog.goo.ne.jp/gameraishi/e/4bb77bf7459616b867e1aa4692534eb8


仮面ライダーシリーズでも、ずっと続くうちにもう一度子どもを意識する部分も出ているようだけど、一時(クウガやアギトでは)かなりそのへんのことを重視していた。

ただ、そこでリアルに考えていくと、どうしてもそれは武装組織−−−軍事、警察ということになって、いしかわじゅんが「機動警察パトレイバー」の感想で言ったように「おれらの意識では警察が正義のヒーローって抵抗があるなあ・・・」な部分もある。
それをどうするかはまあ本当に工夫次第で、例えば自由人、はぐれヒーローに「よき協力者(腐れ縁)の警察官、軍人」を配置するという古典探偵小説の手法もあるし、その他いろいろあるでしょう。

もちろん、パトレイバーもひとつの解だし、
いま、ゆうきまさみが時代と敢えてズレつつも、そこを引き受けて確信犯で愚直にSFしている「鉄腕バーディー」も、そのへんの目配りはしている。


まあ脱線しましたが、石破防衛大臣の言った「ゴジラが上陸したら自衛隊はどういう法体系の下で対応するのか?宇宙人が『地球の皆さん仲良くしましょう』と来たら?」とかを、SF作家や脚本家が空想をめぐらし、取材を積み挙げてリアルにリアルにしていくのは面白い。大臣がやるべきかは微妙もいいところだが(笑)

ただ、本当に行政組織の対応をリアルに突き詰めていたら
宇宙人
「地球の皆さん、仲良くしましょう」
職員
「窓口は午後五時十五分で終了です。明日、あらためていらしてください」
とか(笑)。

ついでにいうと、星新一も「宇宙人の人権」を描いたショートショートがあった。