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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

呉智英氏、大江健三郎氏「沖縄ノート」で部落解放同盟に公開質問状!!・・・のひそかな先駆者が当ブログです(笑)

最初はあえて転載(ぜひ今回だけはご寛恕を!)するので、それを読んでください。後半に少し新知見を加えます
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/107061/

【コラム・断】大江健三郎の“特権”
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 大東亜戦争末期沖縄での集団自決の実態再検証に世論の関心が高まっている。大江健三郎沖縄ノート』(岩波新書)の真偽を巡って係争中の裁判の報道もあった。その中に、えっと思う記述があったので沖縄ノート』を読んでみた。

 第九章にこうある。
 沖縄住民に集団自決を強制した(と大江が断じている)元守備隊長は一九七〇年春、慰霊祭に出席すべく沖縄に赴いた。それは「二十五年ぶりの屠殺(とさつ)者と生き残りの犠牲者の再会」であった。

 自決強制の有無の検証は私の任ではない。私が驚いたのは虐殺者(大江の見解での)を屠殺者になぞらえていることだ

 これ、いつから解禁になったのか。虐殺を屠殺になぞらえようものなら許すべからざる差別表現として部落解放同盟と屠場労組の苛烈(かれつ)な糾弾が展開されたことは言論人なら誰知らぬ者はない。

 一九八二年、俳優座ブレヒト原作『屠殺場の聖ヨハンナ』は改題してもなお激しい糾弾に遭い上演は困難を極めた。これについて部落解放同盟などは「だれだれの作品だから差別はないと“神格化”したものの考え方を一掃したい」と言明した。

 また、一九八九年には『沖縄ノート』と同じ岩波新書の『報道写真家』(桑原史成)の中の「戦場という異常な状況下では牛や豚など家畜の屠殺と同じような感覚になる」という記述が問題にされ、回収処分となった

 だが『沖縄ノート』は一度も糾弾されずに今も出版され続けている。大江健三郎に限ってなぜ糾弾から免責されるのか。大江健三郎のみ“神格化”される理由は何か。かくも悪質な差別がなぜ放置されているのか。知らなかったと言うのなら、それは許す。だが、今知ったはずだ。岩波書店部落解放同盟にはぜひ説明していただきたい。(評論家・呉智英


一読、呉智英らしさに満ち溢れた文章で、反響を呼ぶだろうし、要求されている見解にも、質問の対象になった組織には是非答えて欲しいところだ。

で、ちょっと自慢しますけど、私も少し早めに気付いて、少し早めに指摘していました。

http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20061202#p9
■衝撃!!!!大江健三郎さん、旧軍人への批判表現として「屠殺者」を使用!!!


http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20070408#p2
■衝撃!大江健三郎岩波書店、比喩表現の「屠殺者」を2005年時点も継続使用!

まあ、追って呉氏が触れるのも何の不自然もないので、上のエントリは、小生がものの見方を呉智英氏の本から学んでいなかったら気付かなかったでしょう。いかに彼の「ものの見方」が役に立つかであって、後は目に触れる機会の速さでしかない。


で、これは過去エントリにも書きましたが、大江氏は「筒井康隆断筆事件」の時に、筒井氏の批判側に回り、言いかえを積極支持していた経緯があります。

http://www.nwjc.ac.jp/~yamashiro/yamashiro/txt/kirie/7.htm

断筆宣言後、筒井氏を批判、支持する論調がそれぞれ登場。作家の大江健三郎氏は「社会に言葉の制限があるのならば、新しい表現を作り、使っていくのが作家ではないか」(読売新聞)と評している。


いずれにしろ、一定の知名度がある評論家が全国紙で公開で問うたのだから、何か動きがあるでしょう。今後に注目。
実を言うと呉智英部落解放同盟は知らない仲ではない。
例の別冊宝島Real「同和利権の真相」シリーズに対抗?して、

「同和利権の真相」の深層―何がリアルや!

「同和利権の真相」の深層―何がリアルや!

という本を出した。なんとここでロングインタビューに答えているのが呉智英なのだ。
解放出版の本にでて、組織の期待通りのことでも喋っているんだろう、とかお思いか?
フフフ、まぁ読んでみなさい。


ただ、あと「動物を食す」ことについて、呉智英氏はこういう論争的な文章以上に、本質を考察した文章を書いている。たぶん「危険な思想家」だったかな。

危険な思想家 (双葉文庫)

危険な思想家 (双葉文庫)

いま、「いのちの食べ方」といういい映画も上映されているので、いつかそれについて書きたい。
本質を突き詰めると、自分も結論が出てこないような話があるのだ。