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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「主催者発表」に関する続報。結局は消えた「警察発表」が一つの原因だ

前回書いた「主催者側発表に関する雑話」はそれなりに注目を頂いたようです。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20071004#p6
で、ここで「分からないから新情報を求む」としていた部分に新情報があった。
疑問とは

…どうも今、「警察発表」というのは押しなべて出さないようなんだよ。

調べてない、という意味じゃない。公式に「警察発表 XXX人」という集会参加者数は言わなくなっているみたいなんだ。
これはもともと、交通整理やら何やらで必要だから数を数えているだけで、それをへたに発表すると、ほぼ間違いなく主催者側と乖離する。そうなると余計な火種になるから、ということのようだ。

俺の知る限りではどうも警察発表はでていないっぽいんだよな。求むさらなる情報。

なにやら場外乱闘が過熱しており、産経は検証記事を一面トップに持ってきている。

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071006/stt0710062247005-n2.htm

■警察は発表せず

 沖縄県警は、参加者の概数を把握しているが、「警察活動の必要な範囲で実態把握を行っているが、発表する必要はない」(警備部)として、公式発表を控えている。

 これには背景がある。12年前の県民大会参加者数を主催者発表より2万7000人少ない5万8000人と公表、「主催者から激しくクレームをつけられた」(関係筋)経緯があるからだ。


ふむ、まあまあこちらの話と平仄は合っている。
ただ、小生はもう一歩進んで「大規模集会で『警察発表』を行わないのは、どうも沖縄に限らず、全国的な流れなんじゃないか?」という疑問(少々自信はあるが)を提示したい。警察全体の、大きな方針になっているのではないだろうかと。
これは新聞などのニュースを読んだりしているとそういう傾向が分かるかと。

それがいいのかと言えば、やっぱよくないわな。
だって、一応70-80年代の話で言えばそれなりに人手や機械を使って、主催者側の数字よりは信頼に足るといえそうな数を出しているわけだろ。少なくとも、ひとつのとっかかりにはなる数字だ。
そのコストの負担は、元はといえば税金だ。

情報の原則でいえば、公が集めた情報は、カマドの灰に至るまでぜーんぶ国民のもの。プライバシーや本当に緊急の安全保障に関わるならまた別だが、終わった集会の人数なんて安全に関係ないだろ。


これは沖縄の集会がどうとかじゃなく、たとえば憲法改正を求める右派の集会だって、街宣右翼の8.9反ソデー集会だってなんだっていいよ。

「警察活動の必要な範囲で実態把握を行っているが、発表する必要はない」

なんて言っていいか、どうかってことだよ。
「発表を拒む必然性はない」んじゃないのか?という逆の発想だ。
この(これに限らずだが)人数に関する警察情報を、一致して公開を求めていく・・・・という流れにならないとへんだと思う。歴史への責任でもある。
また再び、警察発表と主催者発表が並立する、これが今のところ一番バランスが取れていると思うのだが。

追記

一番論争がホットなときに作ればよかったのだが…今思いついて
主催者発表」のはてなキーワードを作りました。

http://d.hatena.ne.jp/keyword/%bc%e7%ba%c5%bc%d4%c8%af%c9%bd
今回の論争を踏まえたものだが、はてなのアクセス数的に、今後これがらみの検索では上位に来るはず。何か加えたいことがあるなら、自由に編集しなおせてめえら。
はてな市民じゃない人はコメント欄で要望するか、登録して一ヶ月ほど待って市民になりましょう。キーワード作るためだけになるのもなかなか粋じゃね?)

さらに補足情報(コメント欄より)

aaa 『数日前にあった成田空港反対派の北原派の集会には八百人、千葉県警調べで集まったそうです。
千葉県警では発表しているようです。数年前に比べ集会の人数が増えています。』<<