麻生幹事長がアキバで強行演説
自民党総裁選は15日、福田康夫元官房長官(71)と麻生太郎幹事長(66)が立候補を届け出、そろって会見した。8派閥の支持を得て勝利が確実視される福田氏に対し、麻生氏は昨年の総裁選で人気に火が付いたオタクの聖地秋葉原で、街頭演説を計画。今日16日にも実施する。党主催以外の街頭演説は自粛が求められているが、「政界一のオタク」をアピールし再び世論の支持を拡大、福田氏の圧勝ムードに一矢報いようという涙ぐましい作戦だ。
(略)
週20冊近い漫画誌を愛読する麻生氏は、政界では追随する者がいないオタク文化通。昨年の総裁選では、全国遊説の初日に秋葉原を訪れ「自称オタクの皆さん、こんにちは」のひと言で若者のハートをつかんだ。漫画やアニメ、サブカルチャー論まで知識を披露、安倍晋三首相(52)もかすむ声援を受け、地方票を伸ばし2位に入った。アキバは麻生人気発祥の地なのだ。
(略)
国会開会中のため、党は平日の街頭演説を禁止した。党の街頭演説は16日の東京、17日の大阪、高松、22日の仙台の4カ所のみ。街頭で支持拡大を目指したい麻生氏に不利な状況は変わらないが、アキバを反転攻勢の足掛かりにする構え・・・
なるほど、街頭演説で大衆へのアピール性をPRしようと思っても、その機会が限定されてるわけね。
ちょい苦しいだろうが、「麻生さんが自分の選挙応援にくれば、同じように盛り上がるかも・・・」と議員が思えば、また変わってくるってことか。
もちろん逆転は不可能だが、党の要職や入閣で遇する可能性もあるということだね。いや、無いか。