防衛庁記者が長い田岡俊次氏は守屋氏との交流も長かったようだ。こんな話を紹介している。
自分は阪神大震災の当日、守屋氏と約束があった。
少し時間に遅れます、といわれて待っていたら、守屋氏が興奮した表情で入ってきた。
まだ死者は20人程度、と報じられていた時期だが「そんなので収まるわけないでしょう!!」となぜか私に食って掛かる。後で分かったのだが、守屋氏は仲間とともに、県知事からの要請がなくても自衛隊を派遣できるよう準備を進めていた。(例外的な規則を使えば、なんとかできなくもない)だが時間が「さすがに例外条項でやるのはちょっと・・・」と躊躇したために怒鳴りあいになった。
その言い合いの興奮覚めやらぬ状態で部屋に入ってきたから、こっちにまで食って掛かった。
度胸も才能もある人だな、と感心した。
田岡氏は全体的に守屋氏に同情していた。
防衛庁の中での派閥とかいろいろあるからな。そういうことも関係しているのかも。
あと警察は、防衛施設庁の汚職捜査を脅しにして警察畑から次官ポストをねらったのでは?という聞き捨てならない推測も。