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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「脱北の漁師家族の専門、タコではなくイカ」…誤報の訂正記事について


最近はいつフリーズがかかるかわからんから、エントリの数やバラエティが少ない。格闘技・時事社会・読書の3つは最低毎日抑えたいのだけれども。


記者の目:漂着の脱北家族を目撃した深浦港住民=喜浦遊(青森支局)
http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/kishanome/news/20070705ddm004070109000c.html

が出たのにあわせて書き忘れたことを。
最近のニュースで、一番しみじみと印象深かったのは、この脱北漁師家族を公安(報道では県警なんだが、カバー(偽装)ということにしたい)が取り調べた後

覚せい剤の使用は認められなかったと判断し、使用容疑での送検は見送った。 青森地検の森隆志次席検事は「早急に所要の捜査を遂げ、適切に処理したい」としている。 県警は二男の職業をタコ漁師と発表してきたが、通訳が再度確認した結果、イカ漁師だと分かり、訂正した 河北新報より)

という訂正が出たことだ。
相手のディスインフォーメーションにやられた。
日本諜報史に三矢研究漏洩、ゾルゲ事件、国松長官狙撃、レフチェンコ工作・・・にならんで刻み込まれるべき失態であろう(笑)

ちょっと間が空いたからネットで探すの手間取るかなー、と思ったが、確かにニュース検索では一件しかヒットしないが

http://www.heiwaboke.com/2007/06/post_951.html

2007年06月07日
タコ漁師の脱北者 実はイカ漁師だった!

1: 請負労働者(東京都) 2007/06/06(水) 22:41:33 ID:0ZAECXzSP
ソースは報ステ

3 名前: 前社長(樺太) 投稿日:2007/06/06(水) 22:42:14 ID:RbjlXn04O
な、なんだってー

9 名前: 海賊(北海道) 投稿日:2007/06/06(水) 22:42:43 id:fSUe7Qoq0
これは凄いことになったな

10 名前: ブリーター(長崎県) 投稿日:2007/06/06(水) 22:42:46 ID:3pI0UJZg0
これは日本が悪いな

21 名前: F1パイロット(樺太) 投稿日:2007/06/06(水) 22:44:04 id:xkrMBMtvO
今年一番のドンデン返し

26 名前: 銭湯経営(山口県)[] 投稿日:2007/06/06(水) 22:44:14 id:l5oscCqZ0
これは責任者のクビがとぶな

と、興奮冷めやらぬ当時をしのぶことができる。



こういう誤報で思い出すのが、英国のサッチャー退陣劇。
サッチャーは前の党首を、党内の選挙で破って保守党のトップに躍り出た人なので、前党首エドワード・ヒースとの確執は非常に深く、同じ党なのにことあるごとにヒースはサッチャー批判をしていた。今の加藤紘一と山崎拓を合わせたような感じ(笑)。

そのサッチャーも党内基盤を失って1990年に退陣が決まると、メディアはそのときヒースの言葉として「喜べ、よろこべ(Rejoice,Rejoice.)」と言った……と伝えたそうだ。
しかし、後にメディアはこの報道を再検証し、世界的にも報道の信頼性の高さで知られる英BBCは、これを誤報であると認めて訂正した。


「彼は”Rejoice”を2回でなく、3回繰り返しました」


と(笑)。
以上は、「千の風になって」ブームに火をつけた人でもある朝日新聞社の故・小池民男氏の絶筆

時の墓碑銘(エピタフ)

時の墓碑銘(エピタフ)

による。

NYタイムズの訂正記事

もう少し有名どころの、「歴史に残る訂正記事」を。
これは「栄光なき天才たち」8巻を読んだ上で
アイザック・アシモフの筆によるコラム(あったはず)で読んでもらうと「タコ・イカ」以上に味わい深いのだが、とりあえずは代用で。



ウィキペディアの「ニューヨークタイムズ」

1920年タイムズの社説はロバート・ゴダードの研究を批判し、宇宙空間を飛行するロケットなど存在し得ないとした。

"スミソニアン財団の援助のもとクラーク大学で研究をおこなっているゴダード教授には作用反作用の法則が理解できていないと見られる。彼は今日高校で教えられている基本的知識を有していないのであろう。"
1969年にアポロ11号が月面に着陸する直前にタイムズは訂正記事を発表している。

"科学調査と実験の双方から、17世紀にアイザック・ニュートンが発見した物理法則の有効性が実証されつつある。そして今日ロケットが大気中と同様に宇宙空間でも飛行できることは周知の事実となった。当紙は過去のミスを認める。"

参考
http://kamiyuidoko.yorozoo.com/blog_detail/blog_id=1&id=100303

http://brains.te.chiba-u.jp/~itot/work/genius/g8/apollo.htm