『創』2007年7月号 6月7日発売!
月刊『創』7月号
【特集】映画界の徹底研究<総論>日本映画の「活況」は果たして本物か
邦画が興収で洋画を上回ったが、全体の観客動員数は?◇日本映画界を支える映画会社の戦略 松谷創一郎
東宝、松竹、東映、角川映画の動向は…◇TV局はいまや最大の映画製作会社だ 廣田恵介
フジ、日テレ、TBSを筆頭に各局が映画事業を展開◆映画界を左右する芸能プロの続々参入 七瀬恭一郎
スターダストプロ、ホリプロ、吉本興業など◆「フラガール」「パッチギ」で注目されるシネカノン
独立系映画会社の持つ大きな役割 李鳳宇(シネカノン代表)◆プロデューサーが語る北野武映画の真髄は
「監督・ばんざい!」は映画を壊す映画 森昌行(オフィス北野代表)◆広告制作会社から出発したROBOTの戦略
最初は皆が反対した「ALWAYS」 阿部秀司(ROBOT代表)◆アスミック・エース エンタテインメントの映画づくりとは
映画が好きな人のために映画を作る 小川真司
(アスミック・エース エンタテインメント/プロデューサー)◆極端に言えば誰でも映画を作れる時代が訪れた
「サイドカーに犬」と映画界の現状 根岸吉太郎(映画監督)◆気鋭の30歳若手監督インタビュー
「天然コケッコー」と「監督」という仕事 山下敦弘(映画監督)◆国が喜ぶような映画は映画界をだめにする!
絶対に撮りたかった「実録・連合赤軍」 若松孝二(映画監督)<座談会>若手プロデューサーが見た日本映画界
20〜30代の若手プロデューサーが活躍する時代、彼らの目から見た映画界の現状は…
……中村陽介(角川映画)×川村元気(東宝)×宇田充(アスミッ ク・エース エンタテインメント)×細谷まどか(博報堂DYメディアパートナ ーズ)◇異色作家対談……柳美里×佐藤優
死者に向けて書くということ
『月へのぼったケンタロウくん』著者と大宅ノンフィクション賞受賞者が語りあった◇調査委員会の一員を務め、事件を機に強化されたBPO委員も務める筆者の渾身レポー ト!
テレビの病理としての「あるある大事典」捏造問題……吉岡忍◇現役マジシャンが語ったマジックブームの内実
異例のマジック裁判は誰を裁くのか……ゆうきとも◇AV業界関係者座談会AV業界はいま、どうなっているのか
……カンパニー松尾×日比野正明×二村ヒトシ×篠田昌宏×
平本一穂×高橋訓史×長江隆美×本橋信宏
着実に時代の波は押し寄せている。AV業界にも作家性かマーケティング重視かの議論が
■巻頭グラビア
●風刺天国⑨ 憲法改定礼賛映画「靖国で会おう」 マッド・アマノ
●柳美里VS佐藤優 柳さん倒れる!
●がんとの闘い 筑紫哲也と藤原伊織
●映画監督の多様性と変貌
●若松孝二「実録・連合赤軍」の撮影現場
●今月のカラクリ雑誌⑳ からくり伝統3Dメガネ 『週刊実話』他 今柊二
<連載コラム>
◆ナショナリズムという病理 沖縄密約事件とマスメディア 佐藤優
◆こころの時代 解体新書 銃乱射事件と母親殺害 香山リカ
◆極私的メディア論 知って犯す間違い 森達也
◆「非国民」のすすめ 都立永福学園の現実 斎藤貴男
◆タレント文化人 筆刀両断!「細木数子」 佐高信
◆言論の覚悟 ニューヨーク・憲法大討論 鈴木邦男
◆ニッポン欲望列島 それぞれの就職ここだけの話 本橋信宏
◆大川前総裁の月刊『壊(こわす)』 銃と暴力にどう立ち向かうか 大川豊
◆バカ裁判傍聴記 信じられない事件 阿曽山大噴火
◆新世紀オタク清談 鉄オタブームは来るか
唐沢俊一×岡田斗司夫(70.7キロ)