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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

朝日新書「反戦軍事学」著者の林信吾氏 

反戦軍事学 (朝日新書)

反戦軍事学 (朝日新書)

タイトルの書の評価をめぐり、ちょっとした議論が発展してなかなか面白い展開になっています。
ご一読あれ。紹介のみですいません。
http://obiekt.seesaa.net/


で、このついでにこの本のamazonレビューも拝見したのだが
http://www.amazon.co.jp/%E5%8F%8D%E6%88%A6%E8%BB%8D%E4%BA%8B%E5%AD%A6-%E6%9E%97-%E4%BF%A1%E5%90%BE/dp/customer-reviews/4022731214

都合の悪い事実を故意に隠蔽している節もある(毛沢東スターリンの息子に対するヒトラーの甥)。

という一節を見つけた。毛沢東スターリンの息子といえば、本多勝一の本などによく出ている「彼らは身びいきしていなかった」という、例の「お前が行け」論にからんで出て来る話ですね。
このブログ内で「お前が行け」「息子を行かせろ」で検索するか

http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20040627#p1
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20060527
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20070214

反銀英伝・思想批判編1−A
お前が戦争に行け論(1)
http://tanautsu.la.coocan.jp/the-best01_03_01_a.html
(当時の別HNです)

を参照ってことで。

で、この甥子さんに興味を持ったので調べると、彼は最大の激戦地、スターリングラード攻防戦に参加し、そこで一番過酷ともいえる「ソ連軍捕虜」になったらしいや。
ウィキペディアの「スターリングラード攻防戦」に一行だけ出て来る。

シベリアの収容所から戦後生きて祖国に帰れたのは、わずか6,000人であった。ヒトラーの甥であるハインリッヒ・ヒトラーも捕虜となったほか、アルベルト・シュペーア軍需相の弟エルンストもこの戦いで戦死している。

他の情報は「ハインリッヒ・ヒムラー」と紛れてでて来ないや。


ヒトラースターリン毛沢東の世界三大独裁者が、身内贔屓に関してはしていなかったと。
「やはり独裁者とはいえ大物、立派な面もあるのだな」
と解釈できるかもしれんが
「このレベルの独裁者は、自分以外は身内だろうとどうでもいいってメンタリティなんじゃないの?」
ともちょっと思う(笑)