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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

戦車、という乗り物

まだ創刊して間もない朝日新書のラインナップの中に「反戦軍事学」という本があります。

反戦軍事学 (朝日新書)

反戦軍事学 (朝日新書)


たしか林信吾さんって、格闘技的に言うと同姓同名じゃなければ武道家でもあり、海外で武道の武者修行というか普及活動をやっている人でもあるはずです。(各種資料では同一人物でいいみたい)

それはともかく上記「反戦軍事学」が、「週刊オブイェクト」(この前はすいませんでした)で、連続して書評されています。最近はこれ
http://obiekt.seesaa.net/article/35234881.html


この新書はタイトルがそれなりに目を引くことと、朝日新書らしさをちょっと感じさせて自分も書店で目を通して見ました。その流し読みと、自分の乏しい知識の範囲では反発するところも感心するところも無かったという感じですが。

このブログのほうの指摘を読んで、戦車の重量だ性能だという話で自分の読書経験を思い出しました。
自分は機械、メカのほうの興味や知識はメカマミー以外は全く無くて、軍事関係は史論、歴史のほうからのアプローチしか無かったのですが、中学生のころたまたま、写真多数の文庫の戦車図鑑みたいなものを目にする機会があったんだよな。
その際、戦車というのが(普通の車もそうだろうけど)スピードや装甲や砲の威力など、求められる機能が互いに相反し、何を取り何を捨てるかで千差万別の選択肢が発生すること、その選択の結果、各国に独自の「戦車文化」が出来ること・・・を知り、大変に感心したものだ。
その後は江畑謙介氏の啓蒙書や司馬遼太郎の体験的戦車論(異論も多いらしい)を読んだぐらいなんだけど、やはりこのへんのことは必要だなあ、と思うこと多い。

田岡俊次氏も自衛隊内の談合などは厳しいが(繰り返すが、むしろ田岡氏の記者の実績は軍事より談合などの問題について)武器輸出入や何かの話になると「武器というのは輸入に頼るとよくない」と国産擁護派で、そもそも軍事産業は要らない、みたいなスタンスのキンキンらが渋い顔をよくしている。

武器の国産開発、という話では、今をときめく手嶋龍一氏がNHK時代に書いた

たそがれゆく日米同盟―ニッポンFSXを撃て (新潮文庫)

たそがれゆく日米同盟―ニッポンFSXを撃て (新潮文庫)

がある。改題されて再発売されてるのね。いいことだ。


【補遺】そういえばそこのコメント欄を読んで思いだしたが、田中芳樹創竜伝」の戦車論について自分も含めてあれこれ評定した文章が残ってるんだっけ(別HN)
http://tanautsu.la.coocan.jp/the-best02_02_06_a.html

あんまり進歩が無いというか、この話は結論もうまく着地してないね。
架空の世界の戦車なんです、で済ませるわけにもいかないだろうし。