地球上最大の動物シロナガスクジラは、これまで目撃することすら難しく、ほとんど映像記録がありませんでした。 しかし今回初めて克明にその行動を撮影することに成功しました。
直径10mの大きな口を開けてオキアミの大群に襲いかかったり、全長25mの巨体を驚くほど柔軟にくねらせて獲物に忍び寄るなど、大量の獲物を食べるためのさまざまな戦略が明らかになります。
たくさん食べて体を巨大化させることで生き残ってきたクジラの戦略に迫ります。
ジャイアント・シルバが激闘の末、日の下開山曙太郎に勝利したことで、あらためてでっかい生物の凄さがクローズアップされている。それをNHKも意識してくじらを特集しました(嘘)
何度か書いたけど、上野公園内の国立科学博物館前には実物大のシロナガスクジラの模型がある。
当たり前だが、でっかい。
ああ上野駅
その、博物館、美術館、そして動物園を擁する上野公園、そして上野駅。
旧聞に属する話だが、「ああ上野駅」の井沢八郎さんが、この前逝去された。
実は数年前、この「ああ上野駅」の碑というものが、駅のすぐ近くに建立された。
ここで井沢さんは年に一回、歌を歌っていたのだ。
http://www.biwa.ne.jp/~kebuta/MIDI/MIDI-htm/AhAh_UenoEki.htm
どこかに故郷の 香りをのせて 入る列車の なつかしさ
上野は俺らの 心の駅だ
くじけちゃならない 人生が あの日ここから 始まった
上野駅はすぐ「集団就職」と結びつくのだが、東北線を使う東北からの人はどもかく、西の田舎から集団就職した人もいたろうにな(笑)。それともやはり、比較的貧しく、農業の場合は冷害リスクを抱えていた東北が集団就職の中心だったのだろうか。
何にせよ、50−70年代の音楽、流行歌というのは、レコードの売り上げは今のミリオンセラーに及ばなくても、その何倍も社会に浸透している(今が、別に悪いというわけでもない。メディアが多様化したことで得るものも大きかったはずだ。柳沢みきおの漫画「流行歌」や「大市民」のようなセンチメンタルな現代音楽批判は一面的に過ぎよう)。
そういう、かつての流行歌の中でも、この「ああ上野駅」は、ある意味「高度成長」をストレートに歌い、日本の一断面を切り取った”時代の歌”として大きい。
それにまだ、集団就職で喜び苦しみを体験し、高度成長を肌で感じた世代は社会の要要に残っている。そういう人にとっては、この歌への思いもひとしおだろう。
【参考】
http://www.ringohouse.com/dramafiles/03.ueno.html
それに、ふつうに聴いても、全世代を通じなかなかいい歌だと思うのですが。
成長に倦んだ、成熟社会の今だって、自分の夢や野心を満たすには、地方ではなく首都、大都市に出てこなければいけない人々は確実にいる。世界のどこにでも。
そういう人たちが、自分なりの、21世紀の「ああXX駅」を今も歌っているのだろう。