週刊現代は、たんなる桜庭和志移籍にまつわるトピック記事で犯罪の告発の類ではなかったが興味深い。
清原フジプロデューサー(【補足】文中ではAだが、諸所の傍証から清原氏であろう)は、谷川貞治氏の携帯に当日電話をかけてきた。
しかし、そにには石井氏も同席しており、石井氏の携帯から逆に清原Pへ。
「本当に桜庭は移籍するのか、だとしたら許せない、やめろ」と要求する清原氏に
「あなた、ミルコやハントの時にフジは(PRIDEとK-1の間の引き抜きに)ノータッチといってたでしょ?今回のときだけ出てくるのは筋が違う」となかなかに正論なことをいい、清原氏は引き下がるを得なかった・・・ということになっている。
K-1も内容はともかく、公式に、電話でのやり取りがあったこと自体は認めているそうだ。
事実ならば、やはり海千山千の石井氏は格が違うということだろうか。
しかし面白いのは、谷川氏や石井氏の立場だ。
複数の局にコンテンツを供給する・・・たとえば芸能プロとかなら珍しくないかもしれないけど、一方では憎んでも憎み足りない仇敵なのに、片方では目玉コンテンツを供給する頼れる仲間。
K-1の煽りをSRSでやるためにフジのスタジオに谷川さんが来るとやっぱり雰囲気が微妙というか緊張感があるとか。
当人は、そういう状況をいろいろおもしろく楽しんでいるかもしれないけど。