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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

大晦日興行、本格的に感想。三崎vs秋山や田村vs所など

当ブログでは、これから本格的に語ります。そもそも「やれんのか!」は昨日の夜、やっと見られたんだから。その他の、大晦日の事態を受けた報道もいろいろ出てきましたね。


三崎和雄のマイク、一部で反発を呼ぶ

地上波では流れなかったから、どんなマイクだろうかというのは昨日実際に聞いたのです。
けれども、聞いて「はーん」と思いましたよ。というのは、これって「主人公が一番言いたいことを一言で述べよ」とテストに出るとするなら、答えは


秋山成勲は今後も、試合に出場していいと思う。俺らも認める


という話じゃん。なんかそこに学園熱血ドラマ風味が加わっているだけで(笑)。
今までの空気なら「なんだ、GRABAKAも谷川路線をお手伝いしてるだけかよ!これでいいんかよ!」という方向でのブーイングになってもおかしくないが、そっちの問題を論じられる前に、逆に清原のこのような受け取られ方になった。


http://osaka.nikkansports.com/baseball/professional/buffaloes/p-ob-tp0-20080105-303387.html

…08年は年明け早々から鬼になった。オリックス清原和博内野手(40)が4日、成田空港から自主トレ先のハワイへ出発。(略)友人の秋山成勲が三崎戦前に観衆のブーイングを受けるなどしたことに憤り「心にスイッチが入った」と、怒りを復活に向けてのエネルギーとしていることを明かした。


・・・秋山には入場から容赦ないブーイングが降り注ぐ。試合にも敗れたが、後日、相手に反則の疑いが浮上。清原のやるせなさは、憤りに変わり、完全に燃え上がっていた。

 清原「きちんと(秋山は)罰も受けたのに、どうしてブーイングを受けるのか。憤りを感じましたし、心にスイッチが入った。ましてや秋山選手が相手の反則(の疑い)によって負けたのが昨日(3日)分かって、完全にボクの心の中で戦闘モードに入りました」。

 倒れたままの秋山に相手が説教する姿にも「ボクがセコンドだったら絶対引きずり降ろす。桜庭選手が秋山選手にするならわかりますよ」と止まらない・・・


世の中、言葉って本意が伝わりにくいものだね。

【余談】この「清原怒る」は複数の新聞が記事にしているが、中日スポーツはうっかり?「相手の反則」と断定調で、地の文で書いてしまっている。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/baseball/news/CK2008010502077054.html
「相手の反則行為で意識を失った秋山の姿を目の当たりにして」
これを見過ごさず、ちゃんと確認した方がはてなダイアリーにはいて、
http://d.hatena.ne.jp/machtorii/20080105/p1
によると、同新聞から「こちらのミスです」との言葉を確認しているとのこと。



反則なんかどーなんかの議論

まとめてあちこち読みましたよ。昨年のヌルヌルの時はいち早く論点をまとめて、箇条書きにして諸君の理解を深めるのに大いに役立ったもんだが
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20070104#p1
今回は出遅れかしらん? でもいいや、まとめとく。

【争点】
●キックが当たったときに本当に4点ポジションだったのか?
(写真により微妙。また「蹴ろうとした時に4点だったらアウト」との主張も)


●「顔に当たってないんじゃない?胸だか首だかじゃない?」との説も。
なんか写真によって違うふうに見えるのよ、マジで。


●「やれんのか」の説明パンフなどには「4点ポジション」とは「いわゆる”亀”状態」という解説があり、あの態勢は手を突いていても4点じゃないとの説も。
ここの一番上に、パンフの転載写真があります
http://blog.goo.ne.jp/hiroshi_nielsen/e/59fc5dc644661be1f7ff816b3051097b


●瞬間的に4点かどうかを問題にするなら、蹴りが迫ってきてそれをとっさに防ごうと手を挙げただけで、もう4点じゃなくなるじゃん、という反論も。
修斗が一度、そういう見解をまとめたことがあるらしいのだ。


●サッカーで言う「インプレー」、高田延彦用語でいうの「流れの中ですから」でOKなのではないか、との説も
やれんのかの前身であるPRIDEでは、ヴァンダレイ・シウバvs近藤有己のフィニッシュだったロープ掴みのストンピングや、ニーノvs桜庭和志、シウバvsガイ・メッツァーのバッティングなどがあった。
【コメント欄から追加】ランペイジ対アローナもフィニッシュにバッティングが絡んだ。
野球の「ハーフスイング」の例えも。


●三崎が反則なら山本KID徳郁のあれも反則だろ、との声も
これについても既に議論が出ていて、こういうことらしいです。

FEG/K1 & HERO'S 】 KID 対ヤヒーラ、反則キックあるも「決着はその前」で勝敗は変わらず < Gryphon
三崎vs秋山の決着を巡る議論の中で
「KID対ヤヒーラも、KIDはサッカーボールキックしてたよね?」という意見が時々ブログなどで見かけますが、

HERO'Sの公式サイトによると
http://www.hero-s.com/03eventresult/20071231/071231more/12_rani_kid.html

「…KIDは、右フックから左フックをジャストミート。尻餅をつくヤヒーラに、KIDは蹴りを連発。これは反則だが、すでに勝負は決していたため、イエローカードでのペナルティが与えられたが、KIDのKO勝利となった…」
その前のパンチ時点で決着しているという公式見解です。(映像ではヤヒーラがダウンしながら足を取りに行くようにも、レフェリーが少し様子を見ているようにも見えなくも無いですが…)

谷川氏も、生中継の時点で
「これはパンチでKOですね、最後に蹴りも入りましたけど」
と話していました

【参考】http://sakurachan.dip.jp/up/src/up8839.gif


●関係者の談話
やれんのか!やDynamite!の関係者で、いまこの問題について語っているのは
谷川貞治氏、
高田延彦
直接試合を裁いた野口大輔レフェリー…
のようです。谷川氏はスポナビなど、
他の二人は
http://superarena.blog18.fc2.com/blog-entry-37.html

経由でご覧下さい。







田村潔司vs所英男などは疲れたし後日回しにします。


でも、これは書いておこう。別の論点も挟むのでカテゴリは分けて