産経新聞3/18が伝える。この記事はネットには無いので、背景となる情報を。
移民に語学や常識テスト オランダで実施
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【ブリュッセル15日共同】オランダ政府は15日から、同国への移住希望者のうち16−65歳を対象に、オランダ語と同国の社会や文化についての常識テストを実施、事実上の移民制限を実施する。
オランダは第2次大戦後、多くの移民を受け入れ、出身国の民族や宗教による共同体づくりを容認。移民に寛容だったが、移民による犯罪増加やイスラム過激派によるテロ事件などで政策の見直しを迫られた。試験実施は、移民のオランダ社会への同化促進が狙いだ。
試験は移住希望者の出身国にあるオランダ大使館や領事館が実施。語学試験のほか「オランダの皇太子の名前は」「国会のある場所は」「選挙権は何歳からか」などといった常識テストが課せられる。
受験料は350ユーロ(約4万9000円)。オランダの文化や社会を紹介したCDやテキスト、模擬試験問題などが入った「試験準備セット」も64ユーロ(約9000円)で販売される。
産経新聞ではもう一歩進めている。この試験で、事前に見なければいけない映像というものに「オランダの現代社会を象徴する例として、同性愛や裸の女性のシーンを交えた映像」なのだそうだ。
オランダ政府は「自由を謳歌する国家への理解を促すもの」と主張する。
しかし、イスラム教徒の嫌悪感をあおり、結果的に移民申請を減らそうとする陰謀、という批判も出ている(厳格なキリスト教徒もそうだろうけど)。
さてさて、裸の女性はともかく、同性愛に対して嫌悪感や偏見を持つべきではないというのが今の流れだし、強者・弱者でいえば性的マイノリティはたぶん「弱者」だ。
では、「同性愛は認められるべきではない」という信念を持つ厳格なキリスト教徒・イスラム教徒は強者?弱者?場所による?
投げ出しちゃうけど、これは根本的には解決不能デスな。
ここの