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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 報道、記録、文化のために

毎日新聞社が小泉進次郎を撮った、1枚の写真が話題

mainichi.jp

話題になった写真 


ひとこと付言するなら
「とてもいい写真」ではあるが「本道の写真」ではない、とは考えるべきだと思う。

たとえれば、バーのバーテンダーがビンやシェイカーをお手玉のように放ったり、

或いは美味しんぼ「包丁の基本」のように…

美味しんぼ 包丁の基本

この話自体も、ストーリーの中に結構な矛盾があるのだけど。

note.com



で、自分は案外、イラストの職人のワザマエをやっぱりちょっと評価するのね。
まあお話の通り、それが肝心の刺身の切断面を粗くして美味しくなくなったら困るけど、氷を斬るとか、別建ての部分で包丁の技を見せる演出は必要だと思う。



報道写真って本質的に「世界が動く場に居合わせる」ことが必要な面が多く、それは冒険的な100人のロバート・キャパを、ケータイにカメラのついた50億人の無名人が上回るという面も正直あるわけだ。


だから、もちのろん、いわゆる王道の写真を撮ったあと、こういう「シェイカーと酒瓶でお手玉をするバーテンダー」的なお遊びな技巧も撮ってほしい、
そちらでこそ今後のプロが生き延びる道がある、ということが言えると思うです。


また、この種の写真は技巧に凝りまくっているので、逆に「そうか、撮影者の意図によって、いくらでもいろいろな『印象』を自由に操作できるんだな」ということが、ある意味逆に判る(笑)。そうなんだよね。



関係ないがこの「ピント」…被写界深度によって画面が変わっていくのは当然写真術が生まれてからの魔法だけど、

これを「絵」(漫画)の画面に流用する人がいる。ゆうきまさみだ。
ピントが徐々に変わっていく「ピン送り」も。

これは意図的にやってる、とどこかで語ってた。

ただ、あまりにも変則的なので、それほど追随者はいないし、漫画の確立された一技法、とまでは言わないような気がする。そうでもないかな??どうだろう

camera-web.jp