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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

今の日本で最強の「武器格闘術」は?

この前、「なぎなた論」が意外なほど反響を呼んだので再論。
まず、細菌におけるビッグコミックの「最強伝説 黒沢」について書きたい。
よく考えたら、連載当初から比べて、黒沢のオヤジの性格の豹変と言うか、立場と言うか指導力と言うか、つうかそもそも漫画の性質と展開自体が、変わったような変わらんような。

つうか、夏目房之介氏が書いてたように思うが、黒沢の思考や発想、ボキャブラリーって実はかなりインテリじみてるよな。でもまあ、これぐらいの漫画の路線変換なんて少年ジャンプでの「何でもトーナメント」にくらべりゃ甘いんでね(笑)。そっちは本題じゃないし。

最新号で、黒沢は、高校生の集団と戦争?になろうとする浮浪者たちに「角材の、先だけ黒く塗った」武器を与える。なぜ、先だけ黒く塗ったかというと、「夜の戦いで、先だけ黒ければ、相手は白いところだけ目について長さを見誤る。黒い部分が知らない間に相手に届く!」というのだ。

なるほど!!
たぶん、実際の武器にあるのだと思うが、作者のというか登場人物たる黒沢のというか、実に舌をまく凄い発想、アイデアだ。
考えてみれば、格闘技ブーム、対決ものブームというのもそれなりにあり、そこからホーリーランドなどのように格闘技の技術論に踏み込んだ漫画も多数ある。
しかし「最強伝説黒沢」のように、集団的な戦闘、それも銃やマシンガンのではなく、それなりに日本で起きるかもしれずおきないかもしれない、数十人単位での「武器」でなく「凶器」を使った抗争の技術論を説く作品というのは、こちらの不勉強なのかほとんど記憶に無い。

いや、ひょっとしたら、
「清く舞い散る
 桜のように
 咲かせて魅せよう
 男花!!」

とか、そんなキャッチコピーが踊る、男と漢と男闘子の物語、
要は90年代の少年チャンピオンか、「漫画ゴラク」系ではあるのかもしれないが(偏見)そっちのほうは知らないからな。
で、これが伊賀甲賀の忍術とも関係してくる。

(続く)


【メモ】「小規模集団戦闘」を描く漫画 現実の日本の武器 携帯可能 ステッキ 「イリヤッド」古代フェンシング スポーツチャンバラ サバゲー