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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

最近の漫画雑感

「戦国のジャッカル」「世界史初の要人狙撃者」杉谷善住坊登場(信長の忍び

ヤングアニマル連載の歴史四コマに登場。
元亀元年(1570年)に織田信長を火縄銃で仕留めかけた、という記録が残っているらしく、時々各種の伝奇小説や歴史小説などに登場する。例によってウィキペディアにもあるからすごい
で、要人・軍司令官を直接銃で狙い撃ちし、それで一気に戦況を変えようという試みは世界軍事史・暗殺史の中でも最初と聴くがどうなんでしょうね…と書こうとしたら、そのウィキペディアのリンクで、同じ戦国時代、4年前に成功させた武将がいると(笑)。でもまぁエモノの格が違うからね。そんなロマンの話。
【追記】杉谷善住坊、偶然ながら今週少年サンデー「戦国八咫烏」にも登場

バクマン。」でネットが小道具に上手く使われた。

経緯を説明するのもややこしいけど、漫画家志望の新人(主人公のサイコー・シュージンコンビを尊敬してるが、その分作風も似ていてある意味主人公らの脅威)が、ジャンプの公募に或る漫画を投稿するが「すごく面白いが、作風がジャンプ向きじゃない」と賞には届かず。
しかしその少年、落選漫画を一気にネット掲載。「こんな面白い漫画を賞にしないなんて!」とネット世論が一気に沸騰。賞は出さないものの才能を認め、ゆっくり育てたかった編集部は困惑、「悪気はなさそうなんだが…」「いまどきの若者だねえ」とあきれる。だが、シュージンは「この騒動で、彼は一気に人気漫画家になっちゃったじゃん」と、彼の戦略なんじゃないか?と洞察する…
てな話。
ネット環境の発達に伴い、漫画ブログも次々オープンし、そこで人気を集めたり、どう見てもプロに匹敵するだろーー、ってネット漫画の存在も普通になった。
そして傑作「進撃の巨人」の作者ですら、ジャンプ編集部に一度は跳ねつけられた、という実例なんかもある(また、そういう細かい業界情報が流れる社会になった)中で、それをうまーく漫画の中に盛り込んできた。さすがだ。

ビッグコミックスピリッツに最強武器格闘術・なぎなた漫画が登場

★新連載! NEWヒロインは「なぎなたガール」!!
巻中カラー 「あさひなぐこざき亜衣

登場したのはいいが、「とめはねっ!」「ちはやふる」成功以来の「マイナー部活動に光を当てたらウケるんじゃね?」路線で安易に立ち上がった作品にしか正直見えないところもある。
だが!!
格闘技ブログのこことしては、既に何回か取り上げた「なぎなた最強幻想」に今一度光を当てるための作品だと思えば応援したい気持ちもある。
過去エントリ
なぎなた最強説の謎(格闘技漫画より
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20060114#p1
■今の日本で最強の「武器格闘術」は? 
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20060209#p1
■格闘技と「小集団戦闘」の違いについて 
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20060427#p1
ただし、ビッグコミックスピリッツ格闘技漫画の相性って、なぜかとにかく悪いんだよなあ…というイメージがある。今現在、「キックのお姉さん」という漫画が載っているがもうね…格闘技漫画が始まったり単行本になったらNHBニュースで出来る限り平等に紹介したいと思っているのだが、これはねえ…知らないふりをさせてもらう。(別の方が投稿するのはそれで構わんのだが)
比較すると、ヤングマガジンヤングアニマル格闘技漫画は…「多すぎだ」という、これはこれで欠陥がある(笑)
まあともかく、格闘技マニアごのみの、「殺人術としてのナギナタに関する技術論」がいろいろ出てきてくれて、そしてどうせなら剣道部・スポーツチャンバラ愛好会・弓道部との異種武器格闘技戦の路線に進んでくれれば応援したい。

劇団の裏舞台(制作)を描く「バックステージ」(ナカタニD)も連載中。発売された「シアター!2」と比べると?

…なのだが、掲載のビッグコミックオリジナル公式サイトにコーナーが無い(笑)
仕方が無いので作者サイトに
http://www.nakatanid.com/
でも、存在することぐらいしか分からないよね。
ナタリーで検索してみるか。

http://natalie.mu/comic/news/38665
「バックステージ」は小劇団の舞台裏を描いたヒューマンドラマ。監督、制作、音響、照明、衣装といった表には出てこない人々の努力と活躍にスポットを当てる。本日10月5日発売のビッグコミックオリジナル20号掲載の予告では「劇団はひとりじゃできない」「舞台裏にこそドラマがある」と…

昨年秋からの連載か。

さて昨日付ですか、

シアター!〈2〉 (メディアワークス文庫)

シアター!〈2〉 (メディアワークス文庫)

が発売されました。パチパチ。
まあ、「劇団裏方もの」というごく小さいジャンルですから、そりゃ並べて論じるのもしょうがない。好事家はぜひ読み比べを。

「2年間で、劇団の収益から300万を返せ。できない場合は劇団を潰せ」―鉄血宰相・春川司が出した厳しい条件に向け、新メンバーで走り出した『シアターフラッグ』。社会的には駄目な人間の集まりだが、協力することで辛うじて乗り切る日々が続いていた。しかし、借金返済のため団結しかけていたメンバーにまさかの亀裂が!それぞれの悩みを発端として数々の問題が勃発。旧メンバーとの確執も加わり、新たな危機に直面する。そんな中、主宰・春川巧にも問題が…。どうなる『シアターフラッグ』!?書き下ろし。

※第一作紹介エントリ
有川浩シアター!」は、格闘技プロレス団体にも通じる?「組織マネジメントもの」
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20100214

シアター! (メディアワークス文庫)

シアター! (メディアワークス文庫)

電波の城」(細野不二彦ビッグコミックスピリッツ)ニュースキャスターの怪物性がおもしろい

筑紫哲也森本毅郎などをデフォルメしたような、主人公と競演するキャスターは「中身はまったく無く下品なのに、テレビの前では知的にダンディに振る舞える俗物」…というだけの造形と思いきや、作者は「テレビはハプニングを前にした人物たちのドキュメンタリー。それを撮るために、こっそり登場人物に”仕掛ける”」という、変わった解釈による人物像と、”武器”・・・というか身内を攻撃する”動機”を彼に与えた。
これは完全に漫画を読む側の当方の予想を上回った。主人公の過去も断片的に知ってるらしいし、これは面白くなりそう。