- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2005/08/25
- メディア: 単行本
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なんといっても東野氏の作品で個人的にすきなのは、ミステリーの「お約束」を自分で徹底的にギャグにした「名探偵の掟」。
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1999/07/15
- メディア: 文庫
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なにしろ密室殺人になったら、容疑者も刑事も「また密室?」「密室トリックに悩むより、容疑者の背景を普通に洗ったら?」と突っ込み、「ドラマ化」されると主人公は女性になるわ、スポンサーへの配慮で殺人手段が変わるわとなるのだから(笑)
それにいちいち振り回される名探偵。
「容疑者X」はラブストーリーの意味もある、というところに宣伝も集中しているが、むしろ小林信彦のいう「怪人対巨人」もの、敵も知者なり味方も知者なりの、一対一の対決振りが面白かった。
これは「探偵ガリレオ」でキャラクターを確立した刑事が出ているから面白い、という部分もあると思うのだが。