さて、ボジョレー・ヌーボーは飲みましたか皆さん。
私はまだです。
以上。
じゃ、ねえや。
私は、かつてこのへんの著書を、バイブルのように熟読していた時期があります。
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「究極超人あ〜る」で、永遠に語り継がれるべき名言に
「自爆装置は男のロマンだぞ、君!」
「まあ、わからんこともないですが・・・」
というのがあるが、発酵・・・糖を菌のパワーによってかもして、アルコールを生み出すのも、また男のロマンであり、また科学、化学を人が実感する偉大なる瞬間であります。
なんで?と言われても説明はせん。「うんうん、分かる」という人だけついてくるように。
もともと、アルコールの生まれる過程は、極めて合理的であってですね。
中学だか高校の知識で、みんな知ってるとは思うが、C6H12O6が糖でしょ。
これが、菌によって(ちょっと事実とは違うが、覚えやすくするため模式的にいうと)まず団体が方向性の違いから2つに分裂し2つのC3H6O3になると思って欲しい。そこからどちらの団体からも、さらに、不満分子のCが子分のOを2つ連れてインディとして分離独立、そうすると2つのC2H5OHと、2つのCO2が出来るわけ。
綺麗な分離独立騒動で、覚えやすいやね。ドラゴンドアとドラゴンゲートみたいなものです。
さて、実際のところ、ぶどう酒やら、上に挙げた本の中で「人類最初の酒」と書いてあった蜂蜜酒・ミードは、もう実に簡単にできる。というか、普通にしとくと出来かねない。
なぜならぶどうには、もともと酵母がついているのだそうだ。
そして、糖はどちらもたっぷり。
蜂蜜は、糖が強すぎて発酵を抑えているので、水と蜂蜜で1対1ぐらいに薄めると、もうね。
ただ、ぶどうを農薬とかの心配で洗ってしまうとだめかもしれんが、パン焼き用にドライ・イーストというものがありますわな。
もちろん酒をつくるための酵母とはしょせんプロとアマチュアで、かもす風味がちがうのだが、男のロマンとしての発酵を行うためには十分過ぎる。
しかしながら、日本にはあまり深くは説明しないが、公権力がこの知の追求、科学の発展を阻害する悪法がある。
http://www.houko.com/00/01/S28/006.HTM
・・・このブログといえば、良識と健全な道徳をよいこのみなさんにお伝えする場所として知られていて、聖戦を呼びかけるアルカイダのHP(誤用)とは違うのだが、あえてここで、私としてはファトワを発したい。
密造は、していい。
こう、糖と酵母をコラボして、酵母と糖の融合によるWIN-WIN関係の構築というのを検討してもいいのではないだろうか。アルコール濃度が、規定を超えない範囲で(建前)。
ぶどうは搾り方で白ワイン、赤ワインなどができるわけだが、そういうのが面倒だというひとは、めいらく(スジャータ)系の果汁100%ジュースというものがあるね。これに、ドライイーストを加えるとあら不思議(以下、官憲からの妨害を防ぐため略)。
クリスマスに間に合うかというとちと疑問だが、うまくつくると、このCO2が溶け込んでスパークリングワインに偶然なっちゃったこともあったなあ・・・という記憶がないでもない。
ただし、CO2を逃がさず密封するのは非常に危険でもあり、あまり最初はお勧めできないのも事実だ。
私は昔「パン」というクリアな音で目がさめると、ビンが大山倍達のゴッドハンドのように綺麗に真っ二つに割れ、天井にビンの上部分がぶつかった跡があった。(完全実話)
あれは二つに割れたからよかったが、四方八方に破片が飛び散っていたら・・・・
あと、とりあえずあの天井の紫の染みは、たぶんのちの入居者も原因が分からなかっただろうな(笑)。ペットボトルでも危険なので、ご注意いただきたい。
野菜ジュースに口をつけて少し飲んで放置するのも危険だという話は、少し前にニュースもにぎわせていたね。
また、矢口高雄氏は「ニッポン博物誌」という漫画を描いているが、この中で偶然の産物によって「納豆(糸引き豆)」が出来てしまい、八幡太郎・源義家がそれを食すというエピソードが出てくる。
発酵食品というのはシャンパーニュとかチーズとか、「偶然できちゃいました」というエピソードが多種多様にあって楽しい。
納豆作りも、むろん男のロマンですぞ。こっちは合法だし。
【参考】
http://d.hatena.ne.jp/C_tricoides/
http://d.hatena.ne.jp/chall/