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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「コンビニおにぎりの海苔をまく方式」その特許を巡る攻防と進化~山形浩生の問いから。



この3ツイートで思うことは色々あるのよ。


・たしかに、あのコンビニおにぎりをしゅっとフィルム引き抜いてアレする色々はすげえ! 自分は今思い浮かべてもよく構造がわからない(笑)。

・その方式が、そんなにいろいろな工夫があり、それが統一にむかっていったの?そんな興亡があったとはしらなんだ。

・博学かつ、調べ物は得意な山形浩生氏ですら、その進化の記録がどこにあるのかわからないという…英文の記録とかないのか(ねえよ、日本のおにぎりなのに)

・そしてでてきた、一介のおそうざいやさんが、初期の「おにぎりにパリッと海苔を巻く手法」は特許を押さえていた、という話。

・いま、一介の個人や中小企業が、大企業を向こうに回して特許句で首根っこを押さえた、という話がめったにない(ひょっとしたら、業界ではそれなりにまだあるのかな?)ちょっと痛快というかロマン。

・それで、ちょっとパテントを吹っかけてたというのも事実ならむしろロマン。かんべむさしは、そういう必需品(飲料パックだったな)で、絶対に必要な特許を取ったので一生安泰だと、特許管理会社を作ってその役員に収まり、その収入でほんとーになんにもしないで暮らすという「何にも専務」という短編小説を描いていて、こども心に強烈に憧れ、そうなりたいと思ったものでした(笑)。残念ながらなれなかった…


・そしてとどめは、「その、まちのおそうざいやさんの特許を回避するための新しい工夫を大企業が必死こいてやっていった?」という推測。きましたよ、「従来特許を回避するための必死の発明」ってやつ。いや、実際上、そういうものが必要なことはわかるけどね。そういうことがあっても、特許制度というのはトータルで効率的で、人間に進歩をもたらすのは分かるけどね。それでも、それを聞くと「人類の知性の浪費」「すでに正解はあるのに、必死になって別の工夫をしてるって…」と思っちゃうわな。

日本のビール業界が、最高級の知性と膨大な研究費を使って「酒税法で高い税金を取られない、ビールに似せた発泡酒を作りました!」といっても、それがたとえば海外に持ってても「( ゚Д゚)ハァ?」になるよなもので・・・・・




と、こんな感想を、たった3ツイートに追記するのだから、これはこれである種の浪費ではあるな(笑)




自分は、自分の流れしか見てなかったけど、引用リツイートもかなりついてたほか、別の流れも出てきた。

M16も、特許切れを待ってコピー銃があふれるようになった、との情報も。


最初の発明者が要求したのは1個につき0.5円だったという。