コンビニの三角おにぎりの、海苔を巻く方式は、いまはほぼ完全に統一されているけれど、昔はてっぺんちぎって薄いビニールを一気に抜く方式とか、海苔のビニールはがしておにぎりを転がす方式とか、いろいろ試行錯誤が収斂していったように記憶している。だれかその進化の歴史を記録していないものか。
— Hiroo Yamagata (@hiyori13) October 5, 2021
初期の海苔が湿気ないおにぎりの特許は一般のお惣菜屋さんが持っており、莫大なパテント料で製造メーカーが軽減をお願いすることもあった。
— てつあん MT-07(奈良↔️神戸) (@nankokutetsuan) 2021年10月5日
特許に引っ掛からないように各メーカーが色々と試行錯誤した結果が今の方式なんだろう。
より良い方法というより、最初の特許にひっかからないようにするための試行錯誤か。トータルで特許制度はプラスになるだろうとはいえ、そういう話を聞くと不毛な知恵の浪費にも聞こえるなあhttps://t.co/OA3Jb90RIk
— INVISIBLE DOJO (@mdojo1) 2021年10月5日
この3ツイートで思うことは色々あるのよ。
・たしかに、あのコンビニおにぎりをしゅっとフィルム引き抜いてアレする色々はすげえ! 自分は今思い浮かべてもよく構造がわからない(笑)。
・その方式が、そんなにいろいろな工夫があり、それが統一にむかっていったの?そんな興亡があったとはしらなんだ。
・博学かつ、調べ物は得意な山形浩生氏ですら、その進化の記録がどこにあるのかわからないという…英文の記録とかないのか(ねえよ、日本のおにぎりなのに)
・そしてでてきた、一介のおそうざいやさんが、初期の「おにぎりにパリッと海苔を巻く手法」は特許を押さえていた、という話。
・いま、一介の個人や中小企業が、大企業を向こうに回して特許句で首根っこを押さえた、という話がめったにない(ひょっとしたら、業界ではそれなりにまだあるのかな?)ちょっと痛快というかロマン。
・それで、ちょっとパテントを吹っかけてたというのも事実ならむしろロマン。かんべむさしは、そういう必需品(飲料パックだったな)で、絶対に必要な特許を取ったので一生安泰だと、特許管理会社を作ってその役員に収まり、その収入でほんとーになんにもしないで暮らすという「何にも専務」という短編小説を描いていて、こども心に強烈に憧れ、そうなりたいと思ったものでした(笑)。残念ながらなれなかった…
・そしてとどめは、「その、まちのおそうざいやさんの特許を回避するための新しい工夫を大企業が必死こいてやっていった?」という推測。きましたよ、「従来特許を回避するための必死の発明」ってやつ。いや、実際上、そういうものが必要なことはわかるけどね。そういうことがあっても、特許制度というのはトータルで効率的で、人間に進歩をもたらすのは分かるけどね。それでも、それを聞くと「人類の知性の浪費」「すでに正解はあるのに、必死になって別の工夫をしてるって…」と思っちゃうわな。
日本のビール業界が、最高級の知性と膨大な研究費を使って「酒税法で高い税金を取られない、ビールに似せた発泡酒を作りました!」といっても、それがたとえば海外に持ってても「( ゚Д゚)ハァ?」になるよなもので・・・・・
と、こんな感想を、たった3ツイートに追記するのだから、これはこれである種の浪費ではあるな(笑)
自分は、自分の流れしか見てなかったけど、引用リツイートもかなりついてたほか、別の流れも出てきた。
M16も、特許切れを待ってコピー銃があふれるようになった、との情報も。
こちらをどうぞ。
— 石部統久 (@mototchen) 2021年10月5日
コンビニのおにぎり包装フィルム発明の歴史
|おにぎりまとめ https://t.co/599hlL7g7b
統一っていうか、特許が切れて各社が真似したんのでしょう。銃器の世界でも、M-16のメカが特許切れでコピーしたのが幾つも出てきました。 https://t.co/COo0gdEkqr
— やまさき聡美 (@satomi_yamasaki) 2021年10月5日
最初の発明者が要求したのは1個につき0.5円だったという。
アイデア出した人がオニギリ一個売れるごとに0.5円のロイヤリティ請求→売れすぎてロイヤリティ高すぎるとして問題に→最終的にアイデア料は月200万円固定に落ち着いて各社が製造できるようになった
— た介 (@BigotVinus) 2021年10月5日
という流れだそうです! https://t.co/tB4V3bLv4h